実戦
俺が顔をしかめたのはダサい名前だったのもあるが、俺のフレーズについて知られていることについてが大部分だ。
「どこで知ったんですか」
シガレットに問い質す。
「さぁね、たまたまかもしれないし深く考えなくていいよ」
先程の俺と同じように三人が動揺していた
「否定なんて、下手したら例の機密情報と同じレベルじゃないかい?」マオが言った。
その通り、シガレットが言う、続けてこう言った。
「こいつが作戦のキーマンになる」
「そのフレーズなら、どんな作戦でも基本キーマンになるでしょ」打ち師が言った。
松葉は無言だった。
「来客だね」シガレットがそういうのと共に煙が出る。
「アンチくん、実践行ってみようか」
そう言って突き出される。相手はどう見ても政府の人間だった。国の制服だから一目でわかった。
「テロ組織、通称′鳶′、今すぐ解散を命じる。さもなくば命を落とすぞ」
俺が対峙する。
そして一言
「俺は強いぞ」
言い放った瞬間とほぼ同時にフレーズが聞こえた
「impact」
凄まじい衝撃が全身を襲いかかる。が
「anti」
そう唱えると能力が止む。
驚くのも無理は無い。そう思いながら距離を詰める。
足をかけ、手を固定する、
そうして無力化に成功した。