玄関の向こうに居る人

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：玄関の向こうに居る人

最近、私の周りで恐怖体験が起きている。

私の家は郊外にある平屋造りで、

両親が別の土地に別荘を買って

そこに住んでいるから

私はもともと住んでいたこの実家に残り、

一人暮らしを満喫していた。

その実家の玄関のドアは引き戸。

ガラッと開けて入るドアで

木枠のガラス張りながら、

ドア向こうに誰か居ればわかるのだ。

そのドア向こうに最近、

見知らぬ女の様な姿が立つようになっていた。

「な、なによ、あれ…」

初めこそ膨大な恐怖に襲われ

それから何日も

ノイローゼ気味になってしまったが、

誰に相談したって解決せず、

そのうち段々とその環境に慣れてきたのか、

その光景がなんとなく

当たり前の様になってしまった。

「また居る…」

（翌日）

「また居る…」

（翌週）

「また居るわ…」

その女のような姿は

ガラス越しにぴったり近づいて立って居り、

一見、幽霊の姿に間違いない…

そう言わせて然るもの。

でもしばらく私はあえて

そのドアを開けようとはせず、

その女の姿がドアのそばに立って居る間は

ずっと家の中でじっとして居た。

そして姿が消えてから用事をしに外へ出かけ

買い物したり、普段の事をしたりする。

でもあるとき勇気をふるい、

女の姿がドアのそばに立ってるその時に

私はドアをガラッと開け、

その正体を確かめてやろうとした。

でも…

「あれ…居ない…？」

今の今までそこに居たのに、

ドアを開けた瞬間誰も居ない。

こんな時、ホラー話によくある展開で、

パッと家の中を見ればそこに霊が立って居た…

なんてベタなオチも思い出したが、

それはなかった。

「本当に霊が現れる時はこんなものなのか…」

なんて得体の知れない

ぬるい恐怖に取り巻かれつつ、

それから何日かが経過してゆく。

するとちょっと驚いたことに

また最近になり、

ここ界隈で同じ様な

現象が多発していると言う。

この界隈には引き戸造りの家が多い。

だから私の家で起きたこの現象と

同じ様な現象がそこかしこで起きている…

と言う事にも一理納得できる。

「どう言うこと…」

とは言え、やはりこう思うのが自然だろうか。

ある日また、私の家のドア向こうに

女の姿がピタリくっついて立って居た時、

私はドアを開けた。

やはり誰も居ない。

「一体、何なのよこれ！」

そう思いながら気分を変えようと

洗面所へ行き鏡の前に立った時、

「きゃあっ！」

鏡の中からあの女の輪郭が

こちらを見て立って居た。

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=l2QQiy2s4cQ

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬