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薄明を告げる鐘の音  作者: 桐谷瑞香
番外編 日常の穏やかなひと時
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時間の使い方 (300字SS)

「ようやく休憩だ! マチアス、ちょっと外に出ようぜ!」


 一息ついた途端、先輩が話しかけてきた。午前中から駆けずり回っていたにも関わらず、この調子。

 どこにそんな体力が残されているんだ?

 先輩に引っ張られながら、俺は外に出た。



 仕事の影響で休憩は昼過ぎにとることになった。

 パン屋に着くと、先輩は店員と話し始める。

 彼女は「お疲れ」とねぎらいの言葉をかけながら、余っていた食材でサンドイッチを作ってくれた。


「ほら、昼飯」


 色々な食材が詰め込まれたサンドイッチを渡され、一口食べる。

 美味しい。あっという間に食べると、先輩が歯を出して笑っていた。


「こういう余暇の使い方もあるんだぜ」


 顔を上げると、綺麗な青空が広がっていた。


2020年3月、第62回Twitter 300ss参加作品。お題『余り』。

本編よりも前、マチアス視点のギルベールとのお話。

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