↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薄明を告げる鐘の音  作者: 桐谷瑞香
番外編 日常の穏やかなひと時
PR
41/60

包まれた本音 (300字SS)

「これは何だ?」


 居間の机にあったのは、薄ピンク色の布で包まれた小さな箱。それは妹が好んでいた布に似ていた。軽く振ると、カタカタと音が鳴った。……まさか、チョコか⁉ 

 文献で読んだことがある。ある地域では女から男にチョコを贈る風習があると。


 最近、冷たくされていたのは、これのせいか⁉ 

 俺は部屋に誰もいないことを確認して、いそいそと布を外して、ふたを開けた。

 中は――何も入っていなかった。俺は愕然と立ち尽くす。


「お兄ちゃん、何見ているの⁉」


 部屋に入ってきた妹が箱をひったくり、慌てて出て行った。



 翌日、妹が気恥ずかしそうに、あの箱を差し出してきた。中には美味しそうなチョコが。

 俺はそれを笑顔で受け取った。


2020年2月、第61回Twitter 300ss参加作品。お題『包』。

本編よりも前の、ギルベール視点のお話です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。