表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/39

どうしてこうなった? その4

皆様、新年明けましておめでとうございます。

3週間ほど更新が滞ってしまい、申し訳ありません。

本日より通常通り更新していく予定ですので、応援よろしくお願いいたします。



令和6年能登半島地震を被災された皆様におかれましては、一刻も早いご復興を心よりお祈り申し上げます。



調合についてですが、いちいちどこそこにこれなどとやっていると長くなってしまうので、将棋のように表記していく(真ん中のピースなら3三のように表す)形にしようかと思います。英数字のほうが縦、漢数字のほうが横です。

また、錬金ピースの形についてですが、”上:凹 右:凸”のように表していきたいと思います。

他にも、意見がありましたらどんどん取り入れていこうと思っておりますので、今後もコメント等していただけると嬉しいです!

一通り素材を集め、メルは師匠と住まう山小屋に戻ってきた。

時刻は昼下がり。調合をする時間はまだ残っている。

彼女は早速錬金釜が置いてある部屋へと向かった。



部屋の前には、彼女の師匠が立っていた。

師匠の手には、こぶし大の宝石のようなものが握られていた。

メルは直感で、師匠の手の中に握られている物が媒体、”魔石”であることがわかった。


その読みは当たっており、師匠曰く、これは数年前にこのあたりに巣食っていた魔物の魔石らしい。

倒したときに手に入れたものだが、使い道もなく困っていたらしい。


彼女は師匠から魔石を受け取る。

すると魔石はメルが触れた途端素材ピースとなり、手の中におさまった。


------

緋色の魔石 品質A:魔力の結晶

カテゴリー:媒体 魔

特性

・品質上昇++

・威力上昇大

・攻撃力+20

------


師匠はこの現象を初めてみたらしく、目をまん丸にしていた。

普段見られないような師匠の顔に、メルは思わず吹き出していた。



怒られたのは言わずもがなだ。




魔石を受け取り、必要な素材は揃った。

彼女は早速、”研磨剤”の錬金の準備を初めた。

砂鉄の素材ピースを2枚取り出し、錬金釜の上にかざす。

すると錬金釜が突然光りだし、1枚目のピースも2枚目のピースも炎属性のピース2枚にそれぞれ分かれていった。

彼女はそれぞれのピースの凹凸を確認する。


------

1枚目 炎

上:凹 右:凹 下:凸 左:凹


2枚目 炎

上:凸 右:凸 左:凹


3枚目 炎

上:凹 右:凸 左:凹


4枚目 炎

上:凸 右:凸 下:凹 左:凸

------


そして彼女には、錬金釜の中に”5×5のマス目を持った正方形のパネル”が浮かんでいるのがはっきりとわかった。

そして、マス目の真ん中(3三)には全ての面が凹の、灰色のピースがはまっていた。


彼女は直感的にこのピースから繋げていけば良いと考え、4枚目のピースを最初のピースの下側(4三)に置く。

すると2つのピースは、まるでそこが正しい位置のようにピッタリとはまった。


続けて彼女は4枚目のピースの下側(5三)に2枚目のピースを置く。

すると先程と同じようにピースがつながり、残るピースは2枚となった。


彼女は少し考えると、3枚目のピースを2枚目のピースの右側(5四)に置く。

このピースも、今までと同じようにピッタリとはまった。


残るピースは1枚。

どこに置こうか迷っていると、彼女はあることに気がつく。

最初に置いたピース(4三)の右側(4四)に1枚目のピースを置くことができそうだ。

彼女はそこに1枚目のピースをはめ込む。

このピースもピッタリとはまり、これでピースを全て使い切ることが出来たと、思わず安堵の表情を浮かべる。

すると、全てのピースを使い切ったからか、突然パネルが光りだし、小さめの袋に入った粉のような物が浮かぶ。

彼女がそれに手を伸ばすと、目の前に新たなパネルが浮かんできた。


------

特性 所持ポイント 9

・品質上昇 2

・威力上昇中(威力上昇小×威力上昇小) 7

・虫特攻 5

・防御力上昇小 10

------


どうやら、つける特性は選ぶことができるようだった。

彼女はとりあえずポイントを使い切れる、品質上昇と威力上昇中を選ぶことにした。

特性を選択するとパネルが一際強く光り、光が収まると彼女の手には小さな袋が1つ握られていた。


------

研磨剤 品質D:粗悪品

カテゴリー:砂 雑貨

特性

・品質上昇

・威力上昇中

------


どうやら無事に錬成出来ていたらしく、彼女はホッとしながら窓の方を見る。




外は仄かに明るく、東の空から太陽が顔を出していた。



一つのことに熱中すると時間を忘れてしまうのは、ここ1年で分かった彼女の短所だった。

このままだとずっと過去回想になって物語が進まないので、一つ閑話を挟んでからストーリーの方に入っていきたいと思います。

これからも応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ