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街の探索(お買い物)

少し長めです。

更新遅れた分詰めたつもりですが、内容は薄い……はずです。

紅茶を飲んで一息ついた私たちは、改めて大通りを見て回ることにした。

ジャスミンさんが言うには、見るといっても、軽くどこにどんなお店があるのか、どんなものを売っているかの確認だそうだ。


それを聞いて、なぜかラナさんの顔が引きつったような気がしたけど、その理由はすぐにわかることとなった。



「ここがギルド。クロウさんからの指示で何か作って納める場合はここに届ければ大丈夫。会員証は……そのうち届くと思う。他にも、何か町の人の依頼をまとめて受けたりする場合もここに来て、中にある掲示板の依頼を受けてあげて。あ、個人的な依頼はアトリエに来るから、それはその人が指定した時までに物を作っておけば大丈夫。向こうから取りに来てくれるから、私たちが特にどうこうする必要はないよ。ギルドの主な役割はさっき言った依頼、錬金だったり討伐だったりね。を受けたりする機能と、何かメッセージがあったりするときに教えてくれる伝言板としての機能。それと……」


そう。ジャスミンさんが説明に関することになると急に饒舌になるからだ。

かなり早口で、しかもとても長いため、私の頭はすでにショート寸前。


「えっとね~……つまりは何かあったらギルドに来ればいいってことだよ~……個人的な依頼はアトリエで受け渡しするって覚えておいてね~……」


ラナさんが小声でサポートしてくれているので、何とかなっているけど。


「あ、そうだ!正門近くに新しい服屋さんができたんだって!見に行こ!」


なるほど……ラナさんがげんなりするわけだ。




そんなこんなで、新しくできたという服屋に来た、というか連れてこられた。


ただ、帝都というだけあってとても良い品がかなりお得な値段で売られている。

こういうものにあんまりなじみがない私でもわかるから、かなりすごいお店なんだろう。

ジャスミンさんは目をキラキラさせながら服を見て回っていた。


「メルちゃ~ん……ちょっといい?」


ラナさんが小声で話しかけてきたので、私も小声で返す。


「はい、どうされました?」

「うん……これ……あと1時間はここにいるって思った方がいいよ~……」

「…………わかりました……」


なんとなく、そんな感じはしてた。




「メ~ルちゃん!この服メルちゃんに似合うと思うんだけどどうかな?」

「あ、はい……いいと思います……」

「だよね!ちょっと着てみてよ!あそこに試着室あるから!」


そういって私を引きずるように試着室に連れていくジャスミンさん。

私も、1着試すだけだと思い、特に抵抗しなかった。


数分後、私はその判断を後悔することになった。




そして、あっという間に1時間が過ぎ。


「うんうん!やっぱりこの服が一番似合ってるよ!」


試すこと数十着。ようやく決めてくれたようだ。


私の髪の色に合わせてくれたのか、服は全体的に白っぽいフリルがあしらわれており、どちらかというとメイド服のような見た目の服。

ラナさんにも見せたけど、「うんうん、結構いい感じなんじゃないかな~」と返された。適当にも聞こえるけど、ラナさんなりの真面目なんだろう。

結局、この服を3着(予備なども含めたから)買ってもらった。

ジャスミンさん曰く、付き合わせちゃったお詫び、だそう。

買っておいて着ないのもあれだし、個人的に好きなデザイン、材質だったので、さっそく明日から着てみることにした。持ってきた服も少ないしね。


外に出るとすでに日が傾いており、今から素材収集に行くのは得策ではないことは、だれの目にも明らかだった。


結局その日は街を見て回る(といってもほとんどを買い物に費やしたわけだけど……)だけで終わってしまった。


ラナさんが、「明日改めて外に探索に行こう」と提案したため、とりあえずそれぞれのアトリエに戻ることになった。

買い物って時間を忘れてついつい楽しんじゃいますよね……


5/9 タイトルつけ忘れてたので修正。

ゲームクリエイターもタイトルついてなくてダブルパンチでお茶吹き出しました……

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