軒を貸しても母屋は取られるな
――ここは永遠の昼の国だ。
いつものように魔王城の中にある出張診療所に転移した僕は、思わずそんな言葉を心の中でつぶやいた。
当たり前のことだが、ダンジョンの中には天気というものが無い。
そして昼もない。
本来ならばそこは永遠の夜と闇が支配すべき場所である。
だが、僕の住む魔王城の一角は違った。
人工太陽植物であるアルバに照らされて、そこには永遠の昼が広がっている。
夜の来ない、明るくて美しい……まるで光の国のようだ。
ただ、人間にとっては不自然な場所のようで、メルティナなんかは体調を崩すから長居は出来ないと言って、あまりここには近づかない。
だが、植物にとっては理想的な環境らしく、ここで育てている植物のほとんどがものすごいスピードで成長している。
ただ、中には蘭のように強い光の中では育たない植物もあり、そんな植物のために魔術で霧を発生させたり木陰を作ってやるのが僕の日課だ。
もっとも、そんな苦労も僕にとっては楽しみでしかないんだけどね。
「さてと、今日もお薬作らないとねー……って、あれ?」
僕が愛用の籠を背負い、薬を作るために必要な薬草の採集を始めようとしたその時だった。
大きな手が伸びて僕の体をひょいと抱き上げる。
「だ、誰だよ!」
「俺だ」
不満げに声をあげながら振り向くと、僕の体を吊り上げたのは、恐ろしく整った顔(魔族基準)をしたミノタウロスだった。
……いつのまにきていたのやら。
「ポォ、おまえなぁ……いい加減にしろよ?」
そしてのっけからひどい台詞である。
「いい加減にしろって何のことだよ!
僕が何か悪いことしたとでもいうの?」
だが、そのミノタウロス――僕の親友であるアロンソは目を閉じたまま首を左右に振り、小さくため息をついた。
なに、その態度。
ものすごく失礼なんだけど!?
「お前の自重しない魔王城改造について、魔王城の管理部から苦情が大量に来ているぞ。
みろ、この手紙の山を!」
そう言いながら、アロンソは僕の目の前にバサバサと音を立てて手紙の束を山済みにした。
いったい何通あるんだろう?
しかも、差出人の名義は一つじゃないよね、これ。
「……でも、本当に覚えが無いんだよ。
悪いけど、何が問題でこんな苦情が来ているのか要約して説明してくれない?」
「しょうがないな。 感謝しろよ」
アロンソは僕をソファーの上に置くと、自分もその隣に腰を下ろした。
……ちょっと距離が近くない?
君と僕はお知り合いだけど、尻が触れ合う距離を許して覚えはないよ!
ムッとした顔でにらみつけると、奴はなぜか悲しそうな顔を返してきた。
な、なにその変な顔……いつも強引な君らしくないんだけど。
「……嫌か?」
「……ちょっとだけ」
「俺に向かってそんな口を利くのはお前だけだよ」
な、なにその台詞。
けど、アロンソはそれ以上は口ごたえせずにため息をつくと、僕のために何が起きているかを説明し始めた。
「まぁ、一つ一つあげていったら確かにきりが無いな。
例を挙げるなら……最近だと、おまえダンジョンの中に入浴施設をつくっただろ。
それも問題になっている」
「あぁ、そういえば作ったね。
でも、あれは必要な処置じゃないか」
僕が作ったのは水虫用の薬湯が湧き出す温水の泉だ。
これは水虫の治療を求めてくる冒険者の緩和のために作った代物で、この泉のおかげで先日までイナゴの群れのように押し寄せていた冒険者たちはかなりおとなしくなった。
……特にニコおじさんが怖かったんだよ。
ほんと、なに、あの二重人格。
ちなみにその泉は冒険者を警戒させないように聖なる祠のようにしてあり、薬神トゥムラーと、その眷属である聖霊バス・クーリンが祭られている。
そして聖霊バス・クーリンの像の持つ水瓶から僕の作った薬湯が転移によって流れる仕組みになっているのだ。
なお、薬湯の効力は日によって若干異なるが、主な効能は疲労回復と水虫の治療。
利用者が風邪を引かないように、水の温度も38度に調整してある。
「そういえば、あの泉ってどうなってるんだ?
たしか薬の材料が足りないから、かなり薄めて作ってるんだろ?」
「あぁ、それね。 薬の節約のためにダンジョンのトラップを流用しているんだよ」
「トラップを?」
アロンソは微妙な顔をするが、毒を薄めて薬にしたり出来るように、トラップの機能も医療に応用することが出来るのである。
「部屋に入った侵入者の生命力を吸収して魔力に変換するトラップあったでしょ?」
「あぁ、あのえげつないやつな」
僕がそのトラップのことを口にするなり、アロンソは嫌な顔をした。
生命力吸収のトラップは密室に仕掛けるタイプのトラップで、閉じ込められた者はやがて干からびたのミイラのようになって死ぬ。
だが、そのトラップで死んだ者は肉の味がおそろしく悪くなるため、精肉加工の企業からは敬遠されがちな代物だ。
そのため、最近は新しく設置されることがほとんどなくなったと聞いている。
「あのトラップの効果対象を人間から水虫の原因になる白癬菌に変更したんだよ。
だから、実際に水虫を治療しているのはトラップの力で、薬湯は再発防止の予防薬のみ。
先日僕が発表したこの理論は、この先多くの画期的な医療技術を生み出すといわれていて……」
「あー みなまで言わなくていい。 はいはい、ポォはえらいな。
俺にはまったくそういう技術は思いつかないよ」
なっ、なに、その投げやりな言葉!
「ひどいよアロンソ! 褒めるならちゃんと褒めてよ!!」
人の話を途中でさえぎって褒められてもぜんぜんうれしくないんだぞ!
男なら、僕の自慢話ぐらい笑って聞き届けるぐらいの度量がほしいねっ!
だが、僕の不満そうな顔に気づいたアロンソは、フッと妙に色っぽい笑みを浮かべて僕の目を覗き込んだ。
あっ、これ、危険なやつだ!
僕はとっさに逃げようとしたが、それよりも早くアロンソの太い腕につかまってしまった。
「……じゃあ、どんなふうに褒めてほしい?」
「う、うわっ、やっぱりいい!」
必死で逃げようとする僕を膝の上に抱きとめ、その分厚い胸板にぼくの頭を押し付けて、奴は満足そうに僕の頭をなでながら低く笑う。
この変態め! セクハラは犯罪なんだぞ!!
そんな事を言ったとしても、おそらく世間の皆様は同意してはくれないだろうけどね。
なぜなら、奴がイケメンだから! イケメンだから!
世間に訴えたところで、せいぜいその場所を代われと言われるのが関の山だろう……なんという理不尽だよ。
そして奴のお膝の上に固定されたまま、お説教が続く。
「しかし、これを別にしてもお前はやりすぎだ。
なんだよ、このダンジョンの中の大量の希少植物。
この間、見学に来たダークエルフの庭師が、『ここまで貴重な花たちがこんな無造作に繁茂しているとかありえない』って叫んで卒倒していたぞ」
あー そういえば、この国に5株しか残ってなかった珍しい蘭を百株ほどに増やしたから、さらに増やすためにこのエリアで繁殖実験したんだっけ。
生育魔術がうまくハマってさらに3倍近くに増えたから、たぶんその花のことだろう。
「おまけに、鳴き声や姿のきれいな鳥まで放し飼いにしているらしいじゃないか。
おかげで若い女性魔族を中心にこのエリアの見学希望が殺到して、魔王城の管理部が大変らしいぞ。
この、乙女趣味め!」
「べ、べつにいいでしょ、僕はれっきとした乙女なんだから!
それに、このダンジョンが、どれだけ蘭や小鳥の生育に向いているか君にはわからないのかね!
これは資源の有効利用なのだよ!!」
だって、花だけじゃ寂しかったんだからしょうがないじゃないか!
それとも、君が小鳥の声で歌ってくれるのかね!?
あ……やっぱいい。 言ったら本当にやりそうな気がするから。
「最近お前のいるこのエリアが何って言われているか知っているか?
ポロメリア花鳥園だぞ!
ちなみに、デビルズ・ノンノの編集部が選ぶ今年の注目デートコースのトップ3にノミネートされているらしくて、すでに若い魔族の間で話題になっているそうだ」
「え? ほんと!?」
すごい! 僕のお庭がそんなメジャーな雑誌に載ってるんだ!?
でも、事前に取材の申し込みはほしかったかな。
「喜ぶな! 褒めてない!!
ここ、ダンジョンなんだぞ!? デートコースにしてどうする!!
勝負服がプレートメイルで、フルフェイスをかぶったままプロポーズとかどこのコメディだ!!」
「やだなーアロンソ。
そんなこといったら、ニコおじさんが気を悪くするよ?
あの人、本当に今の奥さんにプレートメイルを身につけて騎士の正装でプロポーズしたらしいから」
「その減らず口、無理やりキスして閉じてやりたい……」
「強引な男は嫌われるよ、アロンソ。 このド変態」
その時だった。
魔族用に作ってある出入り口のほうから、ドアノッカーの音がゴンゴンと響き渡る。
「……申し訳ありません、どなたかいらっしゃらないでしょうか」
「あ、はい、いま出ます」
そのままアロンソの膝から降りようとしたが、再びアロンソに抱き上げられてしまった。
「俺が出る。 ポォはここで反省していろ」
そのままクマのぬいぐるみのようにソファーに下ろされると、奴は僕が抗議する暇も無く玄関のほうへと立ち去ってしまう。
まぁ、何の客か分からないし、へんな客だったら追い払ってくれたほうが助かるけど……
あ、魔王城のスタッフの紋章を身につけている。
管理部の人かな。
しかし、いったい何の用なんだろう?
やっぱり苦情なのかな。
そして10分ほどしたころ、アロンソが難しい顔をしながらかえってきた。
なんだろう、眉間にしわがよってるんだけど。
「どうしたの、アロンソ」
「……ちょっとまずいことになった」
言葉を濁しながら、奴は僕の隣に腰を下ろす。
だから近いって。
「このエリアにホテルが出来たらしい」
「ホテル? そんな話聞いてないけど」
さっきの雑誌の話もそうだけど、なんで世間の連中は僕のお庭で何の断りもなく勝手なことをするんだか。
僕が不満げに鼻を鳴らしていると、アロンソはいやみたっぷりに予想外なことを言い出した。
「当たり前だ。 作ったのは人間の商人だからな」
「えぇぇぇぇ!!」
そ、それは、予想外すぎるでしょ!!
なんで人間の商人がダンジョンにホテル建てるのさ!
***
「うわぁ、いつのまにこんな建物を……」
アロンソが魔王城の管理部から聞き出した話を元に監視モニターを起動すると、そこには石造りの立派な建物が鎮座していた。
「おそらく土魔術で作ったんだろうな。
うまくごまかしてあるが、ところどころつくりが甘い」
一見してかなり立派な建物であるのだが、アロンソのお眼鏡にはかなわなかったらしい。
「よくわかるね、そんなこと」
「まぁな。 伊達に長生きしてないさ」
まぁ、それで言ったら僕のほうが年上なんだけどね。
しかし、こんな建物が作られているのにまったく気づかなかったとは……少し園芸のほうに注意を注ぎすぎていたようだね。
「ねぇ、ポォ。 ちょっと調べてきたんだけどさ、ここってどうも貴族御用達のホテルみたいよ?」
後ろから聞こえてきた声に振り向くと、メルティナが調査結果の紙束を手に部屋に入ってきたところだった。
さすが仕事が速いね。
「貴族ねぇ。 わざわざダンジョンなんかにホテルを作るとか……客が怖がって来ないとは思わなかったのかな」
「逆にそれがいいみたいね。 本来ならば冒険者しか入ることの出来ない空間っていうのが、退屈をもてあました貴族にはたまらないみたいよ」
「うわっ、これだから暇をもてあました権力者はたちがわるい」
なに、アロンソ。 そのお前が言うなっていいたそうな視線は!
僕の研究は有意義だし、世間の役に立っているでしょ!
「なんでも、このホテルのオーナーは冒険者としてここにきたことがあるんだけど、そのあまりの美しさに感動してこの商売を思いついたらしいわよ」
「まぁ、そりゃ光栄ではあるけど……迷惑だよね」
なんというか、思いっきり筋が通らない話に、僕は深々とため息をついた。
まぁ、人間からすれば僕に筋を通す必要は無いと言いたいだろうけど、この環境の維持に僕がどれだけ出資しているか考えたことは無いのかな?
たぶん一日でも僕が世話を忘れれば、それだけで失われてしまうほどここの環境はデリケートなんだぞ。
「あと、このホテルを拠点にした冒険者がほかのエリアで元気に暴れているらしいぞ」
アロンソがメルティナの報告書を片手にそんな事をつぶやいた。
「うわ、それ、すごくまずい!」
下手をすれば、怪我をした兵士のみなさんの治療費を請求されてしまう!
まぁ、その治療をするのは僕だから人件費はいらないんだけどね。
でも、悪評が立つのは避けられないし、僕のせいで誰かが傷つくのは思いっきりうれしくない。
「でもねぇ……このホテルをどうにかするには、まず彼らが邪魔よね」
メルティナが見ているのは、このホテルを警備する冒険者たちだった。
うわぁ、なんか強そう。
とはいうものの、全員まとめてもニコおじさんの半分ほどの威圧感しかないけどね。
「悪いことに、けっこう腕利きばかり集めているのよね」
「皆殺しにしていいのなら話は楽なんだがなぁ」
メルティナのぼやきに、アロンソが物騒な相槌をうつ。
「だ、ダメだよ、アロンソ。 僕が夜中にうなされてもいいのか、君は!」
「だよなぁ……ほんと、魔族らしからぬこの温さ」
「まぁ、それがポォだし」
なんというか、それ、どう考えても褒めてないよね?
「あ、ちょっとまって、なにこれ!」
その時、僕は恐ろしい事実に気づいた。
え、なにあの園丁の人。
ちょっと、それはないよ!
「あっあっ、そんな砂っぽい土に植えちゃだめ! ミズゴケはどうしたんだよ!
ちょっと、それは大きいけど木の洞に生える蘭だから地面に植えちゃ……その花は陰性で光に弱いからアルバの近くに置いたら……い、いやあぁぁぁ!!」
「ど、どうしたポォ!?」
この世の終わりがきたかのようにわめく僕に、アロンソが心配げな声をかけてくる。
「あ、あの人たち、蘭の育て方がまったく分かってない!! こ、このままじゃ僕のかわいい花たちが枯れちゃう!!」
なんという無知! というか、基本がなってないでしょ!
君たち、その植物たちをわざと枯らそうとしてない!?
「あ、こっちには枯れた蘭が山積みになっているね」
聞こえてきたメルティナの声に、僕はギョッとしつつモニターを覗き込んだ。
うわぁ……最悪だ。
この人たち、どれだけ貴重な植物を枯らしたの!?
そこに捨てられている斑入りのクジャク羊歯、たぶん僕の庭とここにしか残ってない絶滅危惧種なんだけど!?
「たぶん庭がいかに美しく見えるかだけを重視していているんだろうね。
飾ってある花が枯れたら、その辺で咲いている花を適当に見繕って植え替えているていう感覚なんじゃないかな。
ポォの育てているものだから、たぶんとんでもなく貴重な花なんだろうけど……ここじゃありがたみ感じないぐらいたくさん生えているしねー」
「な・ん・て・こ・と・を!!」
こいつら、害虫だ!
人の形をした害虫だろ、君たち!!
ははは、知的生物同士で争うことには耐えられない僕だけど、害虫退治には容赦しないんだぞ?
わかってるかい? わかっててやっているよね!!
「おい、こっちもひどいぞ」
「どうしたのアロンソさん」
こんどはアロンソがうんざりした声をあげ、メルティナがそちらを覗き込んだ。
あいにくと僕は怒りと衝撃でそちらを覗き込む余裕すらない。
「見ろ、宿の中に鳥かごがあるだろ」
「あ、きれいな鳥ね」
「これ、ポォが寂しいからって南のダンジョンのマスターから譲ってもらった鳥だよな。
このあたりには住んでいない生き物だぞ」
「うわぁ、勝手に捕まえてインテリア代わりにしているんだね。 下衆いわぁ」
「ちょ、ちょっとまって! その鳥、ものすごく繁殖力が低いんだけど! しかもストレスに弱いから、籠では飼育できない……」
慌ててモニターを覗き込めば、籠の中で真っ赤な色をした宝石のような小鳥がストレスでプルプルと体を震わせていた。
本来ならばきれいな声で鳴く鳥なのに、くちばしを閉じたまま外の景色をひたすら凝視している。
――なんてひどいことを。
けど、人間達の横暴はこれだけにとどまらなかった。
「ねぇ、この厨房にある食材って、このエリアに生えている果物と野菜じゃない?
街じゃぜんぜんみない奴だし」
「あぁぁ! 僕が開発したスイーツキングが!!」
厨房らしき部屋にモニターを切り替えると、僕の開発した新種のイチゴ……一年中収穫できて甘くて大きなイチゴである甘王が、香りがよくて上品な味わいの栃乙女が、皿の上に山と積まれている。
僕の大事なイチゴ畑が騎士の詰め所になってしまったので、こちらで栽培して楽しもうと思っていた代物だ。
「ゆ、許せない……許せない……許せない……」
涙で目の前がにじみはじめ、僕は気がつくと拳を握りながら震えていた。
だが、アロンソの悲鳴にも似声に僕は再び現実に引き戻される。
「うわぁ、これは洒落にならんぞ」
「どうしたの? って、うわぁ」
モニターに映っていたのは、ホテルの浴室だった。
そこには僕が冒険者たちのためにつくった浴場においてあった聖霊バス・クーリンの像が、滾々ときれいな水を吐き出している。
これでは何のために薬湯を作り続けていたのかわからないではないか。
「ひでぇな……ここまでやるのか」
「ごめんなさい、ポォ。 せっかく育てた大事なものばかりなのに……」
メルティナは人間だけど悪くない。
悪いのは、ここまで自分中心に事を進めてしまったこのホテルのオーナーにある。
「なぁ、このエリアどうする?
ホテルの場所だけ魔力の供給止めちまうか?」
アロンソの提案も一つの選択だ。
たしかにそうしてしまえば、このホテルに与えられているすべての恩恵は失われてしまうだろう。
だが、同時に僕の育てた大事な植物たちがたくさん枯れてしまうに違いない。
それに……
「それだけじゃ僕の気が治まらない。
彼らには、それ相応の地獄を味わってもらわないとね」
本当はそんな事もしたくない。
だけど、このまま泣き寝入りすれば、彼らは際限なくこのエリアをむさぼり続けるだろう。
だから、罰が必要だ。
そう……こんなことを二度と考えないようにするだけの罰が。
「人間め……お前たちはやりすぎたのだよ」




