魔王様。出会う
なんか、何処できっていいか、わからなくなったので中途半端のような気がします
俺様はこの国の魔王。
最近、勇者が俺様の城に向かっているという噂を聞いた。これまで、何人もの勇者が挑んできたがどれも弱すぎる。俺様の力の前では虫ケラ同然だ!
今日も、俺様は平和に過ごしていた。しかし、下の階が騒がしい。
「勇者が来たか」
にやりと笑い、長いマントを翻し玉座に戻った。大きく豪華な禍々しい玉座にどさっと腰を掛け、ふぅと息をつく。肩まである髪を手ではらい、頬杖をついた。
「魔王様!勇者達が来ました!」
「ふっ…今回の勇者もズタボロにしてやる」
俺様はいかにも魔王らしいポーズで魔王らしい顔をして勇者を待ち構える。
ダァン!!
途端、大きな音をたてて扉が開いた。そこには勇者とその仲間が立っている。
『魔王!お前は俺が倒す!そして、俺がこき使ってやろう!』
登場時の台詞がなんとも勇者と思えない。俺様は少し顔を崩してしまった。そして、何度いったか知れないこの台詞。
「ふはは、来たな勇者!この俺様に勝てるものなら勝ってみるがいい!」
そして、俺様の前に勇者達が並ぶ。だが勇者は後列で脚をがくがく震わせている。
(なんだあの勇者…口先だけかよ)
俺様は呆れて溜息をついた。立ち上がり、俺様は仁王立ちをして見下ろすように笑う。手始めに、掌に紫の炎を出す。そして、パーティ全体に攻撃。すかさず僧侶が全体に回復魔法をかける。
「っ!?」
一瞬、俺様の思考回路が停止した。
その僧侶は無表情で前髪が長く、真っ白な髪に綺麗なピンク色の目をしている。シスターのような服をきて、十字架のネックレスを首にぶら下げ青色系統の杖を持っていた。
なんだろう…胸が締め付けられる。ドキドキする頬が熱い。
なんなんだ!これは!
真っ赤になる顔を必死に抑えた。
つづく的な