表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レイジと呼ばれた男  作者: 三木小鉄
3/3

第03話 レイジ 天使の誘惑

「少しだけお話させていただいてよろしいでしょうか?」

「はい..別に構いませんが...」


さすがに『どうぞ、どうぞ』とは言わないが、返事は『OK』の一択。だって、断って彼女を帰してしまうには、あまりにも惜しかったからね。

彼女は小走りで、自分が座っていただろう席にジュースを取りに行った。



その間、俺は頭をフル回転させる。


そうか! 美少女に話しかけられてオドオドする冴えない男を笑う動画か、ありそうだ。と、廻りを見渡すが、俺を撮っていそうな人はどこにもいない。


ハニートラップ...それはナイナイ。俺なんて失うものが無さすぎる。ハニトラ仕掛ける価値もない。


じゃ、宗教の勧誘とかマルチ商法の類なのかな。ふむ、この線はあるかもな。まっ、公共の場所だから変なことにはならないだろう。やばそうなら無視して帰ってしまえばいい。


彼女が戻ってきたので、とりあえず座ってもらった。向かい合わせの二人掛けの席でよかった。



「私の名前は『カミシタ エル』と言います」


そう言って彼女は名刺を...出さない。

ネームプレートさえ付けていない。勧誘や怪しいビジネス絡みの話ではないの?



とりあえず、俺は自分のことを本名ではなく『レイジ』と名乗った。


「私は最近、こちらに来たばかりで、知り合いもいなくて、そもそも人と話すのが苦手なんです」


どこからか上京してきたということか? 話すのが苦手って、こんな美少女なんだから自分から話さなくても、いろんな人に話しかけられることも多いだろうに。


「なので、大変失礼なのですが、少しだけ話相手になっていただけませんか?」

(え~っ、そういう切り口で来たか)

「練習相手みたいな感じ?」

「えぇ、申し訳ありませんが、よろしいですか?」


しかし、まだ彼女の本意が読めない。でも、彼女と少し話してみたいというスケベ心が芽生えたのは否定しません、ハイ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ