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レイジと呼ばれた男  作者: 三木小鉄
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第22話 白い部屋 - 4 -

「儂が測ったお前の魂値は50だ。だが、お前に接触したエルはそんなことはない、もっとあると言い始めた」


いやいや、俺はずっと偏差値50の平均点男。魂値っていうものだって神様の言う通り50に決まっているさ。エル、さすがに俺のことを買いかぶりすぎ、過大評価ってやつ。


「このエルは心根はとても優しいが、言い出したら聞かないところがあっての」

(へ~ そんなところがあるんだ。新しいエル発見!)

「それで、お前の魂値を測定し直す期間を設けた」

「もしかして、それって?」

「あぁ、この三か月間だ。その間、お前の魂値を改めて見極めさせてもらった。もちろん、その間はお前への接触は禁止した」


なるほど。エルが俺に会えないと言った三か月間は、そういうことだったんだ。


「そして今日、最終測定をさせてもらうつもりだった。測定は二か所」

「二か所?」

「そうだ、一か所目は駅前。心当たりがあるだろう?」

「駅前って言うと、あのおばあさん?」

「そうだ、お前は十分な結果を出した。これで終わってもよかったのだが、実はもう一か所をセッティング済でな」


おいおい、セッティングって神様が使う言葉かよ。で、二か所目があの絡んできた輩ってことなんだね。


「いや、違う。三人の若者が()っただろう? あれが二か所目。お前を刺した輩は魂値の測定とは一切関係がない。完全にアクシデントだ」



え~っ、俺が二か所目を避けた結果、輩に絡まれて刺されるって、完全に流れ弾に当たったようなもんじゃん。そんなのアリかよ...トホホだよ。




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