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勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


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第86話 文化祭そのよん

『アリスが勇者一行と行動を共にするようになって数か月が経った。勇者一行の活躍は凄まじく、エルフの国、ユグドミア領の魔族も掃討され、その足は隣接している魔王領にまで及ぼうとしていた』


「この分なら明日にでも魔王領に入れるな」

「とうとうですね……」

「本当に俺たちについて来てよかったのか?」


行軍する中、勇者はアリスにそう尋ねた。


「何を今更、お父様……国王の許可は得ています。それに、私はあなたと共にいたいのです」

「そっか、ありがとう」


『勇者一行は森を越え山を越え、魔王領へと足を踏み入れた。そこには驚くべき光景が広がっていた』


「これは街……ですか……」

「静か……ですね」

「周辺を警戒、民間人がいるかもしれない、気を付けろ」


そう言って兵を展開させようとした時、地の底から鳴り響くような声が聞こえてきた。


「去れ、我らが土地を侵さんとする者よ」

「誰だ!」

「我はレオンハルト。貴様らが魔王と呼ぶものよ」


その声を聞いた瞬間、総員が抜剣した。

しかし姿は見えない。


「我を倒したければ城に来い。相手をしてやる」


皆一様に警戒しながら陣形を整える。

しばらく待ってみるも、声は聞こえなくなった。


「今のは本当に魔王なのでしょうか」

「城というのはどこのことでしょう」


様々な疑問が浮かんでくるも答えは出てこない。


「物見が城塞らしき建造物を発見しました」

「よし、とりあえずそこを目指して進もう。皆、警戒は緩めるな」


場面は切り替わり城塞。


「跳ね橋が降りている……罠でしょうか」

「わからない。けど、進むしかないだろう」


一行は勇者の言葉を信じ、前へ進む。

勇者の確信めいた足取りに一人の騎士がこんな質問を投げかける。


「勇者様はこの城のことをご存知なのですか?」

「どうしてだ?」

「随分と確信めいた足取りで進まれるので……気になりまして」

「確証は全くない。が、なんとなくこっちなんだって予感がするんだ」

「はぁ……」

「年のため部隊は分散させているし、問題ないだろう」

「こちらの戦力を分散させるのが目的なのでは?」

「それもあり得るが、この城の見取り図がない以上こうするしかないさ」


そうして一行は進んでいく。

やがて、一行は大きな扉にたどり着いた。


「大きな魔力を感じる……ここかもしれない」

「慎重に行きましょう」


皆と示し合わせて扉を開けて一斉に展開する。

周囲を見渡すと、ただ一人そこに座っていた。

部屋の奥中央の高い位置に座す人物が一人。

腰にまで届きそうなほどに長い金髪。細いが確かに筋肉を感じさせる躰。

その男は肘をついて一言発した。


「よくぞきた、勇者よ」

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