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勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


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第59話 体育大会そのいち

体育大会当日がやってきた。

うちの学校はTシャツが配られたりと色々本気だ。

ただ、別に全体練習があるとかいうわけではない。体育の時間に競技の練習はしたものの、全体での動きの練習とかは特にやらなかった。

去年もそうだっただろうか?

10年前なので記憶が定かでなない。


「えー、本日は晴天に恵まれ、絶好の体育大会日和になりました皆さん――」


グラウンド中央で校長先生の有難いお話を聞く。

なんだかみんなも特別なイベントなことあってか、なんだか楽しそうな空気が流れている。


「やったな、今日はちょっと涼しいや」

「こんな日にかんかん照りじゃ参るもんな」

「がんばろうぜ和也」

「ああ」



『さて、続いての競技は男子障害物競争!出場する選手はスタート地点にお集まりください!』


「あ、俺の番だ」

「行ってこい、応援しててやるから」

「ありがとう」

「カズヤさん、頑張ってくださいね!」


『走者が位置につきました!障害物競走、スタートです!』


スターターピストルの音と同時に一斉に走者が駆け出す。

なんだか学生らしさを感じて思わず口角が上がった。


「次の走者前に」


次は俺の番だ、ゆっくりと位置につき、クラウチングスタートの用意を整える。


「頑張れよー和也!」

「頑張ってください!」


そんな声援のおかげで余計に口角が上がる。


「位置について、よーい」


パンと小気味良い音と共に俺たちは一斉に駆け出す。


『まずは平均台です! バランス感覚が試されるコースですが、早い! 東軍リードです!』


足元と先をしっかりと確かめつつ、着実に前に進む。

ちゃんと横を見ながら他の走者とペースを合わせることも忘れない。


『続いては網潜り! 引っかからないように注意しつつ進む必要がありますが、東軍の優勢は変わりません!』


体に染み付いた動きで匍匐前進をする。

別に棘がついていないので構わず進めるので楽なステージだ。


「和也! 勝てるぞ!」


周囲を見るとまだみんなは網の中、ちょっと早く抜けすぎたらしい。

違和感が出ない程度に走る速度を緩める。


『続いてはぐるぐるバット、走者はしっかり走ることができるのか!?』


30回だとちょっと厳しいが、10回程度だったら俺の平衡感覚は問題ない。

けれど、ここでしっかり失速しておく。


『続いてはハードル! 飛び越えるのと潜るのを繰り返すここはかなりの失速ポイントだ!』


飛び越えた後に潜りぬける動作はなかなか堪える。

ペースを少しゆっくり目に着実に攻略していく。


『最後は30m走! ラストスパートです! 両軍接戦です!』


「カズヤさん! 頑張って!」


その声を聞いた瞬間、思わず力が入った。

最後は思いっきり走り抜けた。


『今ゴール! 東軍一着、二着! 西軍三着!』


先生から二着の旗を受け取り並ぶ。


自陣に戻ると、遼とセレスが迎えてくれた。


「おかえりー、最後すごかったな。あのまま一位になるかと思うぐらい早かったぞ」

「おかえりなさい! 凄かったですよ!」

「ありがとう」


鎧が無かったから軽かった……なんて言える訳がない。

水筒から一口飲んでいると、セレスがふと耳打ちしてきた。


「……格好良かったです」

「ごほっ」


思わず咽せてしまったが、俺もまた小さく応える。


「応援、ありがとう」

読んでいただきありがとうございます!



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