表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/132

閑話 ホラー

俺とセレスは一旦屋敷の自室に戻っていた。理由は――


「んん~!」


セレスである。

ソファのクッションをしっかりと抱きこみ、何かを堪えるような表情を浮かべる。


「そう言えば、アストラル系のモンスター苦手だったね」

「……いじわるです、知っててあんなビデオを流すだなんて」

「ごめんって、ついさっきまで忘れてたんだよ」


謝りながら彼女の頭を撫でる。


「そう言えば、アリシアは驚いてはいたけど、そんなに怖がってなかったね」

「私の恐怖は過去の出来事からくるものなので、遺伝とかは関係ないかと」

「出来事?」

「はい、だいぶ昔なので記憶は定かではありませんが、夜中に城の中を歩く白い物体を見たのです。ついては消えてを繰り返しながら私の方へと飛んできて……まだ魔法が使えない歳だったので余計に怖かったのを覚えてます」

「メイドさんだったんじゃない?」

「城の中のメイドたちなら顔と名前が一致しますし、そもそも顔がなかったわけですし……」


クッションに頭を沈み込ませながら彼女は言う。

その様子がなんともいじらしく、後ろから思わず抱きしめた。


「どうかしたのですか?」

「いや、ちょっと可愛くて」

「かわ、いいですか?」

「うん」


鼻から息を吸う。

すると、彼女の匂いが胸を膨らませる。

まるで全身が彼女に置き換わるような感覚に陥る。

彼女もそうであればいいのにと思いながら。


「ちょっとくすぐったいです」

「うん」

「聞いてます?」

「うん」


腕の中で身じろぐ彼女。向き直って抱き直す。


「気持ちいいですね」

「うん」



全身に感じる熱。

見かけによらず逞しい体。

大好きな匂い。


そっと鼻から吸って彼の匂いで胸を膨らませる。


まるで全身が彼に置き換わってゆくような感覚に陥る。


……いや、そうであればいいのにとさえ思ってしまう。


少し苦しいぐらいに抱きしめてくれる彼。


少し早い鼓動が彼から伝わってくる。

きっと私の鼓動も早いだろう。

ちょっと気恥ずかしいけれど、私の全てをあげるから。


だからあなたも――。

読んでいただきありがとうございます!



下にある☆を★★★★★にしていただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ