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勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


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第107話 和也の三者面談

 時は過ぎ、三者面談の日がやって来た。


学校の課業が終わり日が傾き始めた頃。母さんが学校にやってきた。


「羽鳥和也君のお母様ですね。こちらへどうぞ」


早速教室に連れられた俺たちは席につく。


「それでは三者面談を進めて参ろうかと思います。和也は結婚という大きな生活の変化が起こっています。学校生活では特段問題はありませんが、ご家族から見ていかがでしょうか?」

「結婚には私たちもとても驚きましたが、家での生活でも良い変化以外は見られませんね」

「そうですか、それはよかったです。私も在学中に結婚した生徒を受け持つのは初めてなので勝手がわからないと言いますか、対応に迷いが出てしまったことを申し訳なく思っています。続いて成績の方ですが、昨年と比べて飛躍的に向上しています――」


俺の評価が赤裸々に語られていく、俺はどういった顔をして聞いていれば良いのやら、アリシアも家庭教師との会話をこのような気持ちで聞いていたのかと思い返しながら話を聞く。


「なので成績に関しては全く心配はないかと思います。和也は進学希望でよかったよな?」

「今のところは進学希望です」

「具体的にどこに進学したいかは決まっているか?」

「今のところはなんとも、大学に行こうとは思っています」


これはセレスと相談して決めたことだ。この世界で暮らすのなら大学を出ておいた方がいい。そう結論づけたのだ。


「セレスティーナさんとも話をしたのか?」

「はい、セレスも同じはずです」

「そうか、セレスティーナさんの件は彼女の三者面談で聞くとして、しっかり夫婦間で相談できているなら先生は何も言わないさ。ちゃんとご両親とも話すように」

「はい、先生」

「それでは三者面談はこれにて終了です。お帰りの際はお気をつけて」


三者面談を終えて、学校の駐車場にて。


「なんとなくは聞いていたけど、やっぱり進学するのね」

「うん。学費に関しては心配しないで。向こうで稼いだお金があるから――」

「ううん、学費は私たちが払うわ。他のお家がどうかはわからないけど、親ですもの。そのくらいはさせて頂戴」

「……わかった」

「セレスさんの分の学費は和也たちに払ってもらうことになるかもしれないけど……」

「そこは俺たちもわかってるよ。全然大丈夫」


車に乗り込み帰路へ。俺たちはちょっと未来について語り合いながら家へと帰るのだった。

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