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私(桜)は、瞳様に感謝を込めました(3話)

虐められていた女子高生は、悪役令嬢に転生したみたいです☆


☆百合注意☆


☆乙女ゲーム悪役令嬢転生物です☆


~3話~


雪乃ゆきのさくらの視点~



私の学校には、女神様がいます。


名前は、宮永みやながひとみ様です。


世界でも有名な女優を母に持ち父親は、色んな仕事で成功した会社の大企業した社長の総帥です。


その娘の瞳様も凄く素敵な方です。


私達にとって瞳様は、希望の光です。


これからも瞳様と一緒にいられると思っていました。


それなのに……



「お、おはようございます、皆様……」



瞳様は、教室に入ってきて朝の挨拶をしてくれました。


瞳様が教室に入ってきただけで良い匂いの百合の匂いが教室に立ち込めました。


教室に入ってきた瞳様は、可憐でまるで女神様みたいに綺麗でした。


そして瞳様の挨拶の声は、まるで天使の歌声みたいに綺麗でした。



『あの、瞳様が挨拶をしてくれました』



『なんて美しい声なのでしょうか……』



『私達も挨拶を返したいですが瞳様に挨拶をするだなんて恐れ多いです……』



『瞳様は、私達と違って高貴な方です。


瞳様と同じところで空気を吸っているだけで幸せです……』



『ありがたたや、ありがたや……』



私達は、瞳様が挨拶をしてくれると両手を合わせて瞳様に挨拶をもらったありがたみを感じるように両手を合わせて感謝を表しました。


体育の時間になると準備体操をするために2人のペアーを作らないといけなくなりました。


でも私が1人だけ余りました。



「なんだ、桜も余ったのか。


それならば桜は、瞳とペアーになれ」



先生は、私に瞳様とペアーになるのを命令しました。



「む、無理無理無理です!?


瞳様とペアーなんか組めません!?」



私は、瞳様とペアーで準備体操をする為に私の体を触ると高貴な瞳様が汚れるって思い慌てて両手を振り瞳様を汚せない事を知らせました。



「先生、すいません、体調が悪いですから見学していて良いですか?」



瞳様は、私の気持ちを感じてくれたみたいで儚く微笑んで体育を見学をする事を知らせました。



「そうか、まあ、良いだろ。


瞳は、見学をしておけ」



先生は、瞳様が見学をするのを許可しました。



「ありがとうございます、先生……」



瞳様は、頭を下げて先生に見学をさせてくれる感謝を伝えました。


私の為に体育を見学をしてくれるだなんて瞳様は、優しくて女神様だと改めて再確認しました。


私は、放課後に虐められっ子に捕まりました。



「待ちなさい、桜さん。


あなたに話があります」



放課後に私が学校の裏庭を歩いているといつも私を虐めている女子高生達に呼び止められました。



「ひっ、あ、あの、何でしょうか……?」



私は、虐めっ子の女子高生達が怖くて涙目で女の子達を見つめました。



「あなた、生意気よ!


瞳様が優しいからって言って瞳様に近寄ろうだなんて立場を知りなさい!


体育時に瞳様と一緒に準備体操をしようとするだなんて許された事でありません!


あなたは、瞳様を汚すつもりですか!」



虐めっ子の女の子は、怒りを表して怒りました。



「す、すいません……」



私は、虐められるのが怖くて涙を流しました。



「っ!?


だから謝れば許される事でありません!」



虐めっ子の女の子は、腕を振り上げて私を殴ろうとしました。



「み、皆様、ごきげんようですわ……」



声をした方を振り向くと瞳様が立っていました。


そして私が虐められているのを見て泣きそうに悲しそうに私達を見つめました。


虐めっ子の女の子達が虐めた事を悲しんでいる瞳様を見て虐めっ子達は、瞳様を悲しませたのが心苦しくなり慌てて逃げて行きました。


私は、私の事で悲しませた瞳様にどのように答えたら良いのか解らずに何よりも私のせいで悲しませたのが苦しくなり何も瞳様に声を掛けられませんでした。


瞳様は、私の態度を見て切なそうに私を見つめて去って行きました。


私は、後日瞳様に助けてもらった事をお礼と悲しませた事を謝ろうと思いました。


でもそれは、無理になりました。


その日に瞳様は、交通事故で亡くなりました。


瞳様は、子供の女の子を助ける為に身代わりになったそうです。


瞳様の事故死は、学園中どころか他の学園の生徒達も悲しみました。


私は、あの日に瞳様に話し掛けなかった事を後悔しました。


もしも生まれ変わって瞳様に再会できたら今度こそは、瞳様に感謝を伝えようと思いました。




ーTo Be Continuedー

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