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第二十九章　「環境」を担当するアナベラ

　アナベラは中学校や高校で環境についての講義をしていた。

　「先生、環境を良くするといったって、産業を止めるわけにはいかないし、難しいのではないですか？」ある生徒は質問した。

　「いいえ、でも―」アナベラは答えようとした。

　その時、突然デビ―が現れた。

　「デビ―！」

　デビ―は消えて、また教室内の違う場所に現れた。

　高校生たちは驚きながらも、少し楽しそうであった。

　「なんでここにいるの、デビ―？」アナベラも驚いて聞いた。

　「それはピヨピヨに頼まれたからさ。子供たちを手伝ってあげてくれって。」

　そう言いながら、デビ―は消えたり現れたりすることを繰り返した。

　「先生、私たちも協力するので、今私たちに何ができるか教えてください！」

　「ありがとう、そしたら、ここの小学校でリサイクルについての講義をしに行ってもらってもいいかな？」アナベラは地図を指さしながら言った。

　「喜んで！」

　どうやら効果があったようである。