第二十二章 個性的な者たち、個性の尊重
ピヨ星には個性的な生き物がたくさんいるが、中でもミスターフリーク、ちゃんちゃん、インチキばあちゃんは特に個性的である。
ミスターフリークはWacky Worldに住んでいて、色んな電磁波をランダムに出す。
ちゃんちゃんは元気な3歳の女の子。「今日はちゃんちゃんのちゃんちゃいの誕生日だよ!」と彼女は嬉しそうに言う。ちゃんちゃんにとっては毎日がちゃんちゃんの誕生日らしい。
インチキばあちゃんはインチキそうな眼鏡をかけたおばあさんである。アイリーンのいとこのサニーの家を良くノックする。「トントントントントン。怪しい者ではございません。」といかにも怪しい声で言うのである。
さて、地球では個性についてみんなはどう思っているか。人それぞれではあるが、中には個性を嫌う文化、個性を出すことを恐れてしまうようないじめやハラスメントが残念ながら存在するのも事実である。そこで、アイリーンたちは数多くの学校を訪れ、個性をお互いに尊重する教育を行うよう指導した。
みんな違って当然であり、個性を嫌う必要も、恐れる必要もない。人に危害や迷惑がかかる場合を除いて、個性は最大限尊重されるべきだとアイリーンたちは考える。




