第十八章 目立ちたがりな者、地味な者たち、ピヨピヨが地球に来る
ピヨ星には、目立ちたがりな者もいれば、地味な者もいる。
目立ちたがりの代表格といえばラブーラである。
「皆さん、またピヨ星に来て下さったんですね。嬉しいですわ!ブッ、ブッ、ブッ、プッ!あ、失礼。クチュン!クチュン!」ラブーラはそう言いながら去っていった。目立ちたがりなだけでなく、ぶりっこでかわいいのも特徴である。
クラッカーも華やかである。
「みんな、ピヨ星へようこそ!」と言いながら、パン!パン!と鳴った。
一方、地味な者たちには、ティンボ、シーブラン、スティンジー、バル―ノン、イグニモ、ジー、ビーズなどがいる。
ティンボは砂時計みたいである。シーブランはお医者さんのように誰かを助けるのが好き。スティンジーはとげがあるが、根はいいやつ。バル―ノンは風船みたい。イグニモはIの字型をしている。ジーは車みたいで、ビーズはビー玉みたい。
これらのキャラは地味なので、あまり話しかけてこなかった。
ある日、ピヨピヨはアイリーンたちと一緒に地球へ来た。
チャリティーフェアを開いた。手作りの物を売ったり、コンサートをしたり、劇をしたりして、とても繁盛した。
集まったお金はすべてUNICEFなどの公的機関に寄付した。
「どう、地球は?」アイリーンはピヨピヨに聞いた。
「素敵なところだね。」とピヨピヨは答えた。




