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第十六章 幸せをまく者たち
ポウトウは幸せの粉をまきながら空を飛ぶ。
今日もポウトウは、アイリーンたちの上を「みんな幸せになれ~」とつぶやくように言いながら飛んでいった。
ハーティもハートをたくさんまき散らしながら飛ぶので、ポウトウと似ている。
このようにして、ピヨ星はいつも幸せや愛、平和に満ちているのである。
アイリーンと六人の子供たちは、これを地球に広めたくて、地球に戻り、たくさんの人たちにこの話を伝えた。必ずしもみんなが理解できたわけではないが、それでもそんな話を聞いた人々の心には少しのゆとりが生まれた。




