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反魂輪廻  作者: 右手アッカーマン
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「ぐっ、あぁあ、うぁあああ、あたまが……われ……」


「うっ、おぇぇええ、ぐぉろろろろ」


|(ぼ、く…このまま……し…んじゃ…うの…かな…)


激しい頭痛に襲われ(ひざまず)いた後、強烈な吐き気に襲われる。目の前が真っ暗になり、自分の吐瀉物(としゃぶつ)にダイブしながら少年は意識を失う。




《ピロン》

『アップデート完了』


初めて少年の頭に木霊した音は少年には届かなかった。




気付けば、知らない空間に少年は寝そべっていた。


「あれ…ここ、どこだろう?」


あれほど痛かった頭痛も、込み上げてくる嘔気(おうき)も、自らの汚物に顔面から突っ込んだ恥辱(ちじょく)と不快さえも気が動転したことにより綺麗サッパリ忘れていた。


底抜けの阿呆(あほう)である。


首を振り四方を確認しても、ただただ白い平地が続いてるばかりのこの空間に少年はたった一言、一滴(ひとしずく)と共に「綺麗だ」と(こぼ)した。


感受性(かんじゅせい)も底抜けであった。


何が少年にそこまで感銘を与えたのかはわからないが、この少年の情緒(じょうちょ)成層圏(せいそうけん)に散歩中だと言われても納得してしまいそうだ。


「そうだ、僕……死にかけてたんだった」


情緒は散歩中だが、記憶は少しずつ戻って来つつあるようだ。




そして、流星の(ごと)く少年の頭に記憶が飛び込んでくる。


「う、うぅぅ」


それは(もだえ)ていた間の記憶だけでは無かった。


流れ流れ、時空すら飛び越えてそれらは舞い戻ってきた。




前世の記憶(ラグナロク)


アップデートは済んでいた為、今回は魂に負荷がさほどかからなかったのだと少年は直感で理解する。


「そうだ……僕は……俺は……」




復修者(クロースティース)

✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰✰

まずは、最後までお読み頂きありがとうございます。

こちらは私の完全処女作です。表現や描写がまだまだ稚拙ではありますが、生暖かい目で見守って頂けたらと思います。


さて、タイトルにもなっております、反魂輪廻ですが、完全に造語です。

深い意味は特にありませんが輪廻転生っていう巷に溢れかえってる、ありふれたタイトルにしたくなかったので死者の魂を呼び戻すという意味がある反魂という単語を使わせて頂きました。

因みにタイトル中の4文字の中には私の大好きなアニメの一文字も頂いてます。


さてさて、最後に出て来た意味深な『復修者』

これからのストーリーにどう絡んでくるのか、予想していてくださいね★


それではサラダバーε≡≡ヘ( ´Д`)ノ




次話

エタるな、勝ち取れ、さすれば与えられん!!

          

        明日もサービスサービスぅ


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