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天然

開いてくださいありがとうございます。

是非是非ブクマや感想などよろしくお願いします。

それでは本編をどうぞ。

「お待たせ磐田くん」


「全然待ってないよ」


「それじゃお互いの手に入れた情報を交換しようか」


佐倉先輩の思考を盗み見し部室を後にして白羽さんと合流した。

白羽さんは部長のところに行っていたはずだが会えたのだろうか。

部長は生徒会の仕事があるため多忙のはずだ。


「部長さんから聞けたのは大雑把な事件の概要だけだったかな」


「幽霊部員さんと佐倉先輩が仲違いをして学校に来なくなったって言ってた」


「部長さんは佐倉先輩の食べ過ぎが原因って言ってたけどどういうことなんだろう」


やはり佐倉先輩から読み取ったことは間違っていなかった。

その情報を聞いて確信出来た。

だが能力をばらす訳には行かないので知らないフリをするしかない。


「そっか、それを知れただけでも大収穫だね」


「佐倉先輩から聞けたのは幽霊部員の連絡先くらいだったよ」


そう嘘をついてしまうしかない。

だが連絡先を知れたのだからこの作戦は先に進むことができる。


「凄い !! 私が聞いた時は何も教えてくれなかったのに」


「まぁ、同性に言いづらいこともあるだろうし」


私は食べても太らないが原因で喧嘩した相手の連絡先を伝えづらいだろう。

もしかしたら白羽さんも悩んでいる可能性があるから。

佐倉先輩も反省しているのか気を遣っているんだろうと想った。


「でも、これで本人に直接連絡できるから進展だね」


「楓先輩が教えてくれた住所もあるしね」


この事件の解決の光が見え二人はホッとした。

昨日までは闇雲に作戦会議していたのだから当然だ。


「でもなんて連絡を取ろう」


「ストレートに部活が無くならないために学校に来てくださいでいいんじゃないか ? 」


「それで来てくれるなら引きこもったりしないと思うよ」


「た、確かに、部活で事件があったんだもんな」


「取り敢えず連絡は私に任せて欲しい」


「急に男の子から連絡来ても怖いだろうし」


確かにその通りだった。

もし俺がその立場だったらストーカーを一番に思いつくだろう。

俺は何もしていないのに白羽さんは強くなったなと関心していると昼休みの終わりのチャイムがなる。


「それじゃ白羽さんに任せるね」


「うん、私にも頼って」


「ありがとう頼りにするよ」


「ふふ、こちらこそありがとう」


なんの感謝かは分からなかったが白羽さんの自然な笑顔に癒された。

この笑顔を皆知ればだれも鉄仮面なんて呼ばないだろう。

でも他の人に見られず独り占めしたいと思ってしまった。

そんな独占欲を気持ち悪く思いながら教室に戻った。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




気づいたら帰りのホームルームの時間になっていた。

テスト前の大切な授業の内容を全く覚えていない。

不思議だ。

これは誰かの能力によって邪魔をされてるんじゃ !?

などと現実逃避をしてみたが口の横にあるよだれの後が全てを物語っていた。


「テスト週間だから部活動は暫くないからな」


「お前らちゃんと勉強して赤点だけは免れろよ」


「補習めんどいから」


と、担任が連絡事項を伝えた。

主に伝えたかったのは補習が面倒臭いから赤点はとるなということだろう。

その時の担任は俺を見つめて言っていた。

そんなに俺の点数が悪いのかと改めて実感する。

そしてホームルームは終わり部活はないが白羽さんと合流をする。

目的はテスト勉強ではなく幽霊部員復帰だ。

白羽さんと合流するやいなや白羽さんは口を開いた。


「幽霊部員さんに連絡先をしたら返信きたよ」


「放課後の時間に会ってくれるって」


「こんな急なのに凄いね」


女の子同士で喧嘩することもあるが仲良くなるのも女の子同士の方が早いのか。

この場合仲良くなるとは違うだろうが俺が連絡していてもこうはならなかっただろう。

俺が乙女心を分からないのは佐倉先輩のお墨付きらしいから。


「でも家はさすがに無理だから近くのファミレスで待ち合わせってことになってるの」


「あの家の近くのファミレスってあそこくらいか」


「うん、一時間後に待ち合わせの時間だから早めに着いてテスト勉強でもして待とうか」


「テスト週間ですもんねー」


勉強をサボれると思ったのに勉強からは逃げられなかった。

赤点を避けるためには勉強しなければいけないのだろうが嫌なものは嫌だ。

でも覚悟は決めるしかない。

背に腹はかえられないので馬鹿を晒してでも白羽さんに教えを乞うことを誓った。


「よし、これは勉強ではなく白羽さんとの共同作業と考えよう」


「ん ? 名前呼んだ ? 」


「こっちの話だから気にしないで」


「磐田くんそれおおい気が」


前を歩いている白羽さんに聞こえるほど声量が大きかったのか。

気をつけなければ。

そもそも声に出しているとも想わなかった。

白羽さんに気持ち悪いと思われないためにも色々頑張ろう。

そう決心しているうちに待ち合わせ場所に着いた。


「いらっしゃいませー2名様ですか ? 」


「あ、待ち合わせで後から一人来ます」


「かしこまりました、それではお席にご案内します」


ソファー席に案内された。

ドリンクバーのみを注文し白羽さんは早速ノートや教科書を取り出した。

まだ勉強は早いと思い白羽さんに話しかける。


「そういえば会って何を話せばいいんだろ」


「全国大会とかのことを詳しく正直に説明するしかないよね」


「あとは楓先輩関係のことか …… 」


「あ、佐倉先輩の話は俺に任せてくんないかな」


佐倉先輩は仲違いの原因だ。

幽霊部員がどこに地雷を抱えてるか分からない。

申し訳ないけど能力を使って安牌から切らさせてもらおう。


「分かった、磐田くんを頼らさせてもらうね」


「だから白羽さんに勉強面を頼らせていただきます」


「私に任せてください」


白羽さんは俺の馬鹿さ加減を知らないからこんな優しい返事をしてくれるのだろうか。

それとも俺が馬鹿でも優しくしてくれるのだろうか。

このモヤモヤはなんだろうか。

気になったが聞けなかった。

そのモヤモヤをかき消すように他の疑問をぶつけた。


「あ 、 そうだ 、 重要なことを一つ忘れてた」


「え 、なに !? 」


「幽霊部員の名前知らないや」


「あ 、 私も連絡した時に聞くの忘れてた」


やはり二人とも名前を知らない。

佐倉先輩に連絡先と一緒に聞いとくべきだったと後悔する。


「とりあえず会ったらお互い自己紹介だな」


「私は急いで連絡したから文章変になったかもだから謝らないと」


「ちなみに乙女心の勉強のため知りたいんだけど何て連絡したの?」


「貴女の秘密を知っている話し合いがしたい」


「桜花高校麻雀部一年生って送ったよ」


これはボケなのだろうか真剣なのだろうか。

白羽さんはのポーカーフェイスも相まって余計怖い。

幽霊部員は怯えて待ち合わせ場所に来ることが想像できる。


「恥ずかしいなー 、 急いで連絡しようと思っておかしな文章だよね」


「 …… 白羽さん」


「ん ? どうしたの ? 」


「まず会ったら自己紹介じゃなく謝罪しよう」


「…… え ? 」


名前も顔も知らない幽霊部員さんごめんなさい。

そう思い何も理解していない白羽さんとテスト勉強をして待つことになる。

読んでいただきありがとうございます。

是非ブクマや感想などお待ちしております。

また投稿するのでよろしくお願いします。

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