投稿、何と嬉しい事だろうか
皆様に感謝を、本当にありがとうございます。
とても良い体験をさせてもらっています。
心が乱れ、動かされる事。
これほど心地よいものと初めて知りました。
投稿を始めてまだ一カ月程度、文章力も弱く、表現力も乏しいこの私。いつかは書いてみたいと思い、パソコンの隅っこにフォルダを作り、思うまま自分の世界観を書き綴った。
その当時に書いていた文章、それを書きながらも己の文章力の下手さに気が付くほどの下手さに心が折れていく音が聞こえていた。当時ですらそのように感じるほどのおぞましい物がまだパソコンに残っていた。
恐る恐る開いてみた、やめておけばいいのに。バージョンの古いWordで書かれていた文章、今でも乏しい表現力だが、当時の文章の下手くそさはえげつなかった。心を折るどころか、こんなものを書いていたと恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、思わず目をそむけてしまった。
ただ、見なければいけないような気がしてもう一度みた。下手くそだ、それは今も下手くそだが、あの頃よりは成長したということを実感した。でも当時は誰にも見せなかった、恥ずかしさと、こんなことをしているという事を奇妙な物を見る視線を向けられるのが怖かったからだ。
あの頃の自分が書いた文章、飾りもない、演出もない、淡々としたストーリー。王道と呼べば聞こえはいいが、当たり前すぎる、一本道の描き方。
だけれども、まっすぐだった。悪い事なんて何も入れない、ただいい人がいるだけの話。今もそれは頭の片隅にこびりついている。
今回、本業の中でも体制が大きく変わり、年収も減るなどの事態になった。それは仕方ない、時代にはいろんな事が起こる、趣味の種類を変えようと思った。お金がかからない物に変えようと思った。
そうしたら、書いてみたくなった。
奇妙な物を見る視線になってもいい、誰からも読まれなくてもいい、でも読んでもらいたい。王道のファンタジーは大好きだ、勇者がお姫様を助けに行く話、ピンチの時に新たな力に目覚める瞬間、心が躍るそんな話。
じゃなかった、自分が描きたい世界は、ファンタジーの世界で勇者や英雄がいて、剣と魔法があって妖精や精霊や幽霊がいて。そんな世界での日常を過ごす人を描きたかった。
私には絵心が無い、ゲームを作るようなプログラミングの技術も無い、アート活動で作品を作るようなセンスも無い。残ったのはなんだ、乏しい表現力で下手な文章を書きだすくらいしかなかった。
初めて投稿した短編。ゲームをやりながら、パーティからキャラを一体外した瞬間に頭によぎった世界。ゲームの中では言葉を話さない、ただのデータだけのキャラクターが自分の頭の中で勝手に動いた瞬間。それを文章に起こしてみた。
案の定、下手くそだった。ああ、どうにでもなれ、読まれなくてもいい。そう思って投稿してみた。恥ずかしさが一番強い、ネットという匿名を隠れ蓑にして、投稿したあともちらちらと結果を眺めてみた。
見てくれている人がいる。評価を付けてくれた人がいる。ブックマークももらっていた。たった一人、いや違う。一人見てくれていたのだ。なんと嬉しいことか、自分の下手くそな文章を良いと思ってくれた人がいたのだ。
よく知らないままで登録して、投稿までした。ブックマーク100以下は底辺作家と呼ばれるらしい。いや、かまうものか、底辺でも自分の作品を良いとしてくれた人がいるのだ。
調子に乗って投稿を続けている。そうすると欲も出てくる。もっと褒められたいと評価されたいと、思うようになった。
初めて誤字脱字報告ももらった。沢山誤字脱字があった。恥ずかしくて顔から火が出そうという気分に久しぶりになった。これほどに感情が動いたのも久しぶりだ。
とても嬉しかった。私に誤字脱字報告をしてくれた方にとても感謝している。
小学校の頃はイラッとした、今でも仕事で指摘されるとイラッとするが、ここで報告された誤字脱字はとても嬉しかった、見ていてくれる人がいる、意見をくれる人がいる。指摘されて嬉しかったのは初めてだった。
これからも私が書いた文章を後日見ると、恥ずかしいし、この下手くそと私が思うのだろう。それでもいい、それだけ自分が成長したのだから。
書く事が楽しいと思ったのも初めてだ、どこまで出来るか分からないが、今は頑張って続けてみようとしか思っていない。少なくとも、投稿して心を乱され動かされ、感動させられているのは確かだ。
これを書きながらも、連載の作品の評価のアップに結び付けばいいと、欲を出している自分がいる。こんなに欲深かったかと戸惑っている。自分の知らなかった強欲な一面にも気が付かされた。
この文章も読んでもらいたいという思い、読まれなくてもいいという想い、ただ書いてみたいという思い、そんな物を詰め込んで指が思うままに入力している。
読んでくれた方に感謝を
報告をしてくれた方に感謝を
ブックマークしてくれた方に感謝を
評価してくれた方に感謝を
ありがとうございます。
もう何度も書いてきた、感謝の言葉、これを表現できないもどかしさ、自分の文章力の無さを改めて実感させられる。書きながらもこんなチープな表現しかできない事が恥ずかしい。
ありがとうございます、ただそれしか書けない。
ありがとうございます。ここまで見て頂いた事に感謝します。
皆さまに感謝。
ありがとうございます。
これしか言えない。
肝心な事を忘れていたので更新
この、小説家になろうというサイトがあった事、
小説家になろうを作って頂いた事に感謝します。
ここがなければ、書いてなかった。