機転
久しぶりです!笑
なかなか更新出来なくてすいません、もう内容忘れてました!
1から読み直しててむっちゃ恥ずかしかったです笑
書いてる時は面白いって思うんですが、あとから読むと、誤字や、こうしたらよかったなって思ったりします。
でも、思い出として書き換えはしてないのですが過去の自分に1つだけ言いたい。
ネーミングセンスが無いなって笑笑
今回の話だけ読むと意味が分からないと思います、前回の話も読むとまだ少し分かるとおもいますが…それでも、意味不明な文になってると思います。
一人称がコロコロ変わってしまったり、意味不明な行動が多かったり、次話で色々分かりやすくなるので許してください笑
前書きを最後まで読んで頂きありがとうございます!
私は何も出来ずただ見ているだけだった、私を庇ってくれた人間の子は何を考えているのだろうか。私たちに同情して庇ってくれたのかな…それとも、人と魔女の関係を変える為に私を庇ったのかな…でも、あの子はもうすぐ殺される。(ハンドブレイク手のひらの中に入る対象物全てに空気振動を内部から与える。)
ハンドブレイク…発動までに少し時間はかかるが当たれば苦痛を与えながら細胞が破壊され内側から壊れそして死…あの子を助けなきゃ、でも人を攻撃することは禁止されてる…
「私は…私はどうしたらいいの……」
男の目は同じ種族の人を殺すなんてどうってことない目をしてる、殺しを楽しんでるんだ…
殺しを楽しんでる……そんなの人じゃ無い…? 怪物だ…人じゃないんだ、そっか…そうなのか…人じゃないなら…
「死ねぇ! 反逆者、ハンド! ブレイク! 」
男が言い終わると同時に私は勝手に体が動いた、自分の意識とは別に勝手に動き出したのだ。
(相手は人じゃないんだ…人じゃないなら殺していいんだ……)
「やめろぉぉ! その子を離せぇ!」
体は動き出したが男までの距離は何メートルも離れている、走りでは間に合わない。
私はがむしゃらに叫んで地面を両手で殴る。
腕が痛い、折れたかもしれないそれでもよかった、あの子を助けられるなら腕の1本や2本くれてやってもいい、でも私の今の魔力であの大柄の男を殺す程の魔法は打てない、だからがむしゃらに、ただがむしゃらに地面を殴る。
何度も、何度も。頬を何度も水滴が流れる、鼻からネバネバした液体が滝のように流れる、「ア゛ア゛ア゛ア゛…」意味をなさない言葉を走ってただいたずらに地面を殴る、私に力があれば、もっと早く決断出来ていたら助けられたんだ。
あの子は初めて私達を庇った人なのに…私を庇ったばっかり殺されたんだ…
憎い、憎い、憎い、憎い…人が憎い…
死んじゃえ…死んじゃえ…死んじゃえ…
殺してやる、私がこの手で…人を殺すんだ…人と魔女の共存なんて無理なんだ…
人を殺し、魔女だけの世界を作ればいいんだ。
ドサッ、何かが地面に落ちる音がした。
私の意識が正常に戻る、音がした方向に目を向ける、私は目を疑った。
女の子が立っている…大柄の男の方が倒れたのだ、どうして? あの子は死んだんじゃないの…?何が起こったんだろ…私の頭では理解できない光景だった。先程殺されかけた女の子が殺そうとしてきた男に勝てたのかな…そんな事ありえない…意味がわからない。
私は首を傾げてその意味不明な光景を眺めているだけだった。
女の子は男の方を見ながら何か呟いていた。
女の子は笑ってる…とても楽しそうに笑ってる…書物を読んでるお母様のようだった。
私は思わず
「お、お母様…?」
女の子はこちらを見る、少し怪訝そうな顔でこちらを見ている、だが何かを思い出したのか再び笑顔になる。
「さっきはありがとう、おかげで助かっちゃった」
ありがとう…? 私は何もしてないはず、叫び、ただ走り、地を殴ることしかできなかった。
「わ、私何もしてない、何もできなかった…」
女の子はキョトンとした顔になり顎に手を当て何かを考えている。
「どうやって助かったの…? 魔法は発動したはずだよね…?」
「ううん、発動しなかったの、男の魔力は足りてたはずなんだけど、魔法発動した瞬間意識なくなったからよく覚えてないけど、気がついたら男の顔から血の気が引いてて、空気を吸えない魚みたいに口をパクパクさせてたから、私が手で顔を押したの、そしたら倒れこんだから。てっきり、あなたが何かしたのかなって、それで男にざまぁみろ、って思っちゃって」
そう言うと女の子は再び男の子方を見ると、男の足を引っ張りだした。
「何してるの?」
私は思わず思ったことを口にしてしまった。
「とりあえず、人目のつかない所に置いてからお墓作ろうと思ってね。」




