闘い
間が沢山あいてしまい申し訳ございません!
皆様の記憶から無くなった頃に帰ってきてしまいすいません!
また、頑張ります!
「お前魔女だよな?」
大柄の男が攻撃魔法を準備しながら聞いた、私は思わず息を呑んだ。
私があんなに驚かなければもしかしたらまだ逃げれたかもしれない。
そもそも私が担がれていなければこの子はもっと遠くに逃げれたはずなのに……
目の前の女の子は一瞬振り返り私に微笑んで見せ、男達に近づいた行く……
待って…行かないで…私のせいで死なないで……
「そうよ、私は魔女でもこの子は人間なの、私だけ殺しなさい。」
後悔は無いと言えば嘘になる……でも、最後に人間の女の子を守れてよかったと思う、私たち魔女は人間に危害を加える事が禁止されている。
なのに、人間は私たちを攻撃していいなんて間違っていると私は思う、でもお母様達は
「人と話し合えばいつか分かり合える、その時まで私たちは待つしかないのよ」
そう言っていた……だから私も待つ事にしたの…勝手だけど、この女の子ならきっと現状を変えてくれる…魔女と人とそれ以外の種族も仲良く暮らしていける世界を作ってくれる……そう信じているから…お母様今向かいます。
「そうか、お前のお友達の前でお前を処刑してやるよ」
大柄の男は薄気味悪い笑みを浮かべながら私の首を掴んだ、多分ハンドブレイクだろう…中々悪趣味な殺し方だなと私は思い目をつむった。
「やめろぉぉー!」 「ハンド、ブレイク!」
その声と同時に私の体は地面にぶつかった。それと同時に男の攻撃魔法が発動したが、攻撃する対象がなかったため、豪快な爆発音と大きく空気を振動させただけだった。
「おい、人間がなぜ魔女を庇った。お前も殺されたいのか?」
「…………」
エマは無言で男を見つめている…女の子は何が起こったのか理解できていないようにエマを見つめている……
「もう一度聞く、お前は何故人間を助けた?」
「…………」
「そうか、また無視か……ならお前も死んでもらう。」
ここで、女の子は目の前にいる女の子が私を助けたんだと理解できた、でも1つ分からない事があった、何故この子は私を助けたのだろうか……私はこの子連れ回しただけで助けていないのに、どうして私を庇ったのだろう……後1つ分からない、どうしてこの子は無言なのだろう……
どうしよう……目の前の見ず知らずの女の子が殺されそうで無意識に助けてしまった、目の前の男はすごく怒ってる……怖い、怖いよ……なんて返事すればいいのだろう…何を言っても殺されてしまいそうで声が出ない…1回2回とも何も答えられなかった……あぁ、私はここで死んじゃうのか…魔女にでは無く、人に…同じ種族の仲間に殺されるのか……何か変な感じだな…頭を掴まれた、さっきと同じ魔法かな? 一瞬で死ねそうだし、楽に死ねそう……さっき助けた女の子は私を見て固まってる……怖いのかな? ごめんねって伝えたかったな……私たち人間のせいでごめんねって…………
「死ねぇ! 反逆者! ハンド、ブレイク!」
その声と同時に私の意識は無くなった。




