お呼びでない客
投稿遅れてごめんなさい、これと同じの書いてたけどまた消えて萎えてました笑
第2章 憎き相手
カズマは自分が先程まで寝ていた部屋を目指して歩きだした。
「あのちびの部屋を出てから数分たつが俺どこの部屋で寝てたんだっけ…?」
カズマはそう呟きながら辺りを見渡す、やはり自分がどの部屋にいたのか思い出せず再び歩き出す、奥からメイド服を着た女が何か話ながらドアを開けては閉めを転々としていた。
「アンデス様ー? どこですか?」
カズマは気になってしまいメイドに声を掛けることにした。
「おーい、何してんだ?」
メイド服を着た女は驚きながらカズマの方をみる、すると不審者を見るような目でカズマを見ている。
「あぁ、そうか俺はカズマ、アリスに雇って貰った無一文だ、よろしくな」
カズマはそう言って右手をメイドの女に差し出す、メイドは戸惑いながらもカズマの手をとり握手をした。
初めは笑顔だったが、手を離した時は何か怒っているようだった。
「どうした? 握手嫌だったか?」
「あなた、人間ですか?」
メイドはカズマの発言を無視し、鋭い眼差しでカズマを睨む。
「あぁ、そうだ……」
カズマが言い終わるより少し早くメイドが指を口の中に突っ込んでくる。今度は本気で怒っていてカズマには何で怒ったのか分からなかった。
「何故、ここにいる」
メイドは1言1言怒りや憎しみなどを込めた声でカズマに質問する。
「アリスに雇って貰って……」
メイドがカズマの口から手を抜いたからそう言うと次は首を掴まれドアに押し付けられる、ドアは音をたてながらどんどんヒビが入って行く。
「ふざけるな…」
カズマは最後この1言を聞いて気を失った。
カズマが気を失ってからメイドはカズマを肩に担ぎ地下にある牢屋にカズマを投げ込んだ。
「起きろ、目を覚ませ人間!」
メイドはカズマが起きないのを確認し腕と足に鎖を付けた。
そして、メイドは気味悪い笑顔を浮かべながら部屋を去った。




