悲しみと復活
長く投稿しなくてすいませんでした。
第2章 目覚め
アリスはカズマを自分のベットに寝かした後、再びヒールを掛け直した、だが死んだ物には回復魔法は効果がなく、アリスの魔力が減る一方だった。
「ヒール! ヒール! ダメだ……どうしよう。 カズマさんが、カズマさんが……」
アリスはそれでも諦めなかった、自分の魔法では無理だと確信した時、本に頼ることにしたそのため部屋から本が多くある図書館へと足を運んだ。
その頃カズマは。
再び女神の部屋に連れて来られていた、カズマを復活させるために。
「カズマさん起きてください。」
女神はカズマに優しく声を掛ける、だがカズマは女神を見向きもせずに
「後、5分……」
と呟いた、女神は苦笑いをしながら再びカズマに声を掛ける。
「カズマさん起きてください、大事な話があります。」
「俺にとっては今睡眠の方が大事だ、だから寝る。」
プチん、女神の中で何かがはち切れる音がした。
突如カズマの体はイスに叩きつけられた。
「いってぇ、何すんだよ!」
カズマは泣き目になりながら、女神に向かって怒りをあらわにする、女神は呆れたように反論した。
「あんたが、いくら待っても起きないからでしょが! 人が話があるって言ったんだからちゃんと聞け!」
女神は間髪入れずにそう言った、カズマは悔しそうに女神は睨む。だが、これ以上は反論したら何倍にもなって返ってくるのでここでは我慢している。
「それで、話ってなんだよ」
カズマが不貞腐れながら女神に聞いた。
「あなたは再び死にました。」
「それは、知ってる、ほかに話あるんだろ?」
「そうです、また貴方には生き返って貰います、今カズマさんの子があなたを復活させようと頑張ってます。 なんて無駄な事を……」
女神は初めは少しカズマの返事に驚いたが、すぐ話の内容に入った。
カズマは女神の話をきちんと聞いており、最後の小言も聞こえたがスルーをする。
「アリスの事か……そうだよな。」
カズマは納得したかのように1人で呟いた。
「という事なので、さっさと蘇生しちゃいますね。」
女神がさも当然のように言うと、魔法を唱え始めた。すると、地面から魔法陣が浮かび上がり、そこにブラックホールのような黒い渦巻きが現れた。
「さぁ、出来ました後は入るだけです。」
「ちょっと、待ってくれなんで今回はこんな魔法陣なんてだすんだ? 前見たいにした方が楽だろ。」
「そうはいかないんです、今回は人に見られてしまっているので、普通復活方法だと変なので、魔法陣により、見た、聞いた人の記憶を少し変えるのです。」
「それと、あなたのような私たち女神に選ばれた人間しか蘇生はできないので覚えてくださいね、後無闇に死なないでくださいね、書類とか書くのめんどいので。」
カズマは納得すると、魔法陣に向かって歩きだした。ゆっくりとゆっくりと。
「それじゃあ世話になったな、また来るよ」
カズマは苦笑いしなが呟いた。
「二度と来ないでくださいね、それでは」
女神がそう言いきるとカズマは魔法陣の中に吸い込まれていった。
カズマが目を開けるとそこは無駄に広い部屋だった。
「知らない天上、知らない部屋無駄に広いまさに貴族の部屋だ…… 肝心のアリスは以内けど……」




