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勇者育成記  作者: 白狼
3/8

2.不安

「俺が勇者……」


「はい。貴方は女神に選ばれし勇者なのです。魔王を討伐し世界の危機を脱するため、まずは我が大神殿に来ていただき──」



 あれから私は、力の温存をするために勇者の近くにだけ視点を集中させていた。

 神託を授けてから数日と経たないうちに、神官達は勇者と接触している。


 私の勇者はとっても戸惑っている。

 勇者の家族は、戸惑っているふりをしているけど……神官長や大神官と同じくらい心が汚れてる。

 この人間の中でよくまともに育ってくれたと思うくらいに、勇者の心だけが曇りなく輝いて見える。


 その日、大神官は裏で金を積んで勇者を引き取った。


 勇者は不幸にもその様子を目撃してしまった。怒りや悲しみが、渦巻いている。

 無理もない、まだ十四の人間の子なのだ。

 それなのに私は、勇者の力を必要としている。


 ごめんなさい。それでも、どうしても、勇者が必要なの。





 *****





 勇者は魔王の居城から比較的離れた国の大神殿にて、修練を積むこととなった。

 ある程度まで成長したら、討伐の旅に出ることになっている。


 しかし欲にまみれた人間に囲まれて、本当に魔王を倒せるところまで成長出来るのだろうか。

 女神セレスティールの不安も知らず、人間達は自分の娘を勇者に嫁入りさせることしか頭になかった……

 ハッピーエンドかバッドエンドかは決めてません。

 登場人物の気の向くままです。

 今後ともよろしくお願いします

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