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勇者育成記  作者: 白狼
1/8

プロローグ

気分転換です。完結するかもわかりませんが、のんびり書いていきます。

よろしくお願いします

 魔王が誕生してしまった。

 この世界に残された猶予はあと僅か。


 勇者はまだいない。

 私の声が届く者に危機を伝えなければならない。

 どうか、どうか早く生まれて。私の勇者。





 *****





 この世界では、どの国でも例外なく女神セレスティールを主神として信仰している。

 それ以外の神がいないわけではない。神託が降りるのが一番多く、また加護や恩恵が一番強いのが女神セレスティールなため必然的に主神とされている。


 先日、その女神セレスティールから各国の大神殿に神託が降りた。

 魔王が誕生したこと、近く勇者が生まれるだろうということ。


 女神は危険を伝え、それに人間が備えられるようにと加護の力を強くした。

 しかし女神は知らなかった。


 加護があることに慣れ、また長きに渡る平穏に慣れた人間達の国は、既に熟しきり腐った果実のようになっていたことを。

 神託が降りてから約半年、とある村で。


 勇者が産声をあげた──





 *****





 ──やっと、やっと産まれた。

 あの子が成長したら神託を授けて、魔王討伐に出てもらわなければ。


 ああ、どうか早く。手遅れになる前に。

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