朝焼けの陽炎亭
なんだか気が付いたらブックマークが1日でかなり増えてるんですが…
ログアウトするために『朝焼けの陽炎亭』を探そうと思うが大体の場所しか聞いていないのでいったん冒険者ギルドに戻ることにした。
なぜここに戻るかというと入り口の脇にこの町の地図があるのだが実はこの地図を使って建物を検索することができると図書館で貰った冊子に書いてあったんだ。
冒険者ギルドにある地図の前まで来るとおそらく同じように地図を使って建物を探そうとしている人が数人いるのようだ。
とりあえず地図を見ながらメニューを開くとMAPのコマンドが使えるようになっていた、そこから『朝焼けの陽炎亭』の名前で検索して印を付けると視界の隅にミニMAPが現れナビゲートを開始した。
さて、『朝焼けの陽炎亭』の位置はここから大通りを西に進んでここの十字路を脇に入ってすこし進んだあの辺りを探せばいいんだな。
ナビゲートが済むとミニMAPは消えてメニューから開けなくなるがまたここで同じ操作をすれば街中限定だがナビゲート機能を使うことができる。
ここ以外でMAP機能を使いたい場合は地図を購入しないと使えない上にMPCが売ってる地図は少しばかり高額になるらしい、『測量』のスキルがあれば自作の地図を作ることができるらしいが今はまだこのスキルはいらないな。
もしかしたらどこかで入手できるかもしれないし、プレイヤーメイドの地図を買えるかもしれない。
道すがらインベントリから取り出したハスメのホットサンドを食べながら掲示板を開きいくつかのスレを見たが今すぐ使えそうな情報はないみたいだ。
「そういえば召喚の契約ってどうするんだ?よくある相手に自分の力を認めさせればいいとかなのか?」
だんだんと夕日が沈んでいく中、家路に帰るNPCや宿を探して走ってるプレイヤーとすれ違いながら目的地近くの十字路を曲がり路地を進んでいるとナビゲートの終了したんだが、
「この辺りにあるはずなんだが民泊か隠れ宿みたいなものなのか?」
辺りを見ても『INN』と書かれている看板がぶら下がっていない、いったいどこにあるんだ・・・・・って。
「なんだ、ここだったんだ。」
大通りの方にあった宿には『INN』の看板がぶら下がってたけど『朝焼けの陽炎亭』と書かれた酒場らしき入り口には三脚が置いてあり『当店2階に宿泊用の部屋あります』と書いてあった。
「そうだよな、ファンタジーだと酒場の2階に宿の部屋があってもおかしくないよな。」
建物の中に入ると正面にカウンター右手に酒場が有りカウンターの後ろに通路と2階へ続く階段が見えた。
酒場の方は6つほど見えるテーブルはほとんど埋まっており店員が右へ左へ注文の品を運んでいるのが見るここは結構繁盛しているようだ。
カウンターには『宿泊をご利用の方はこのベルを鳴らしてください』と書かれた紙と叩いて鳴らすベルが置いてあった。
とりあえずこれを鳴らしたら従業員がこっちに来るってことでいいんだよな?
とりあえずベルを2回叩いて鳴らすと、
「お呼びですか?」
酒場の方から従業員の子がこちらに来たのだが・・・目つきがキツイというか鋭いというかこっちをにらんでるようなんですが…
「なんでしょうか?私に落ち度でも?」
この子結構口調もきつめなんですが・・・
「いえ、何でもないですよ、ここが宿をやっていると聞いたんですが、一晩いくらになりますか?」
「1泊200MG、朝食付きで240MGになります、昼食夕食はこちらの食堂がご利用できます。」
うん、やっぱりこっちをにらんでるよこの子。
「とりあえず3泊で料金は先払いでいいのかい?」
600MGを取り出しながら聞いてみると。
「はい、先払いで問題ないです、600MGお預かりします、こちらが部屋のカギになっており部屋は2階の奥です。」
お金を渡すと丈の短いソムリエエプロンの右のポケットにお金を入れて左のポケットから2番の木札が付いた鍵を渡してくれた
「お出かけされる際は鍵をお預かりする形になりますので注意してください、それではしつれいします。」
そのまま食堂(彼女曰く)に踵を返して歩いて行った、うん、今の時間は書き入れ時だと思うけど。
「ごめんね、あの子目つき悪くて口下手たなんだ、真面目な子なんだけどね」
食堂の境にある柵からこちらに身を乗り出しながら声をかけてくる子がいた。
「あなたは?」
「うん?私はこの『朝焼けの陽炎亭』の店主で『ヒッツェ』よ、さっきの子は妹の『シュライ』、ところで貴方の名前教えてもらえるかしら?
あの子ったら宿に泊まるお客さんの名前聞かずに戻っちゃうし。」
そういえばさっきの子にも名前を伝えてなかったな。
「自分は『レンヤ』と言います、3泊ほどですがよろしくお願いしますね」
「レンヤね、良かったら食堂で夕飯食べていかない?」
食事を勧められるが空腹度はここに来るまでに食べたハスメのホットサンドの分でまだ半分以上ゲージが残っているので断ることにした。
「そっか~ざんねん、でも明日は食べてくれるんでしょう?楽しみにしてるわ。」
ええ、その時はおねがいしますと伝えると彼女は片手を振って仕事に戻って行った。
とりあえず、部屋に入って今日の成果の確認してからログアウトすることにしよう。
2階の2号室のカギを開け扉を開けると内装がシンプルな部屋だった。
壁際には机と椅子があってベットと備え付けのクローゼットも置いてる。
「最初に乗ってた船の部屋みたいな感じだけどログアウトするくらいならちょうどいいかもしれない、
机は思ってたより大きめだからここで銃のメンテもできそうだ」
しかしファンタジー世界のクローゼットは怖いな、たしか中世だとトイレになってるんだよな・・・さすがにそれを再現してるわけないよな・・・
一途の不安を覚えながらクローゼットを開けてみるとそこにはハンガーが2個だけぶら下がっていた。
「さすがにトイレを再現はしないよな、中世ならあるかもしれないがここはファンタジーの世界だし。」
再現度が高いゲームとして謳ってはいるがさすがにクローゼットをトイレを設置してもプレイヤーには使いようがない。
気を取り直して今日の成果はステータスが上がる冒険者LVが3でスキルのLVは『片手剣』『片手銃』『両手持ち』『ガンスミス』『軽鎧』がLV5『調合』がLV3に上がってる。
『遠視』がLV3に上がってるけどこれもしかして船上で町見ていたから上がったのか?
それにしては思った以上にLVが上がってるような?
所持金は宿代とホットサンド3つの代金で残り740MGしか残ってないから、
明日の水洞穴への道中のエネミーを狩ってドロップ品集めないとな。
後はEXSPが3貯まっているがまだ使うスキルは決まってない、もう少しポイントを貯めたら次のスキルを決めるとしようかな。
さて、靴を脱ぎ革の胸当てを装備から外しインベントリの中に入れてからベットに横になるとログアウトをメニューから選択して、
「おやすみなさい」
『レンヤ』冒険者LV3 EXSP3 ギルドカードランク E
『片手剣』LV5 『片手銃』LV5 『両手持ち』LV5 『軽鎧』LV5 『ガンスミス』LV5
『憑依召喚』LV1 『召喚』LV1 『魔力操作』LV1 『調合』LV3 『遠視』LV3




