ソノダ・カズオミ
読書感想文 1年1組 園田一臣
この本は、初めてというか、本屋には売っていなさそうな本なので感想を書くのに困りました。
それでも、昨日、岩切さんから届けてもらったのでつい開いてしまいました。
それで感想を書こうと思いました。
昔、旅をしていた一人の男が主人公です。
その人は暗い森の中を歩いていました。
『昏い森を』と書いてあったので辞書で調べたら「くらい」と書いてありました。
僕は、この人は勇気があるなあと思いました。
なぜならば、暗い森の中をひとりで歩いているからです。そして、どんな理由で旅をしているのかなあと思いました。
岩切さんは、この本すっげー面白いから、読んでよね、とぼくにこの本を押しつけてどこかに行ってしまいました。
目がどこか遠くを見ていたので、本をもらった時に「どうしたの?」と聞いたけど、返事がなくて、帰る時に
「じゃあ、アタシもう行くから」
と言った声も変でした。何だか、家には帰りそうもない言い方で不安になりました。
それは、多分ぼくもこの本を読んでしまったからよけいにそう思ったのかもしれません。
岩切さんは、多分、行ってしまったのです『昏い森』に。
彼は森の中で山小屋を見つけました。ログハウスですが、真っ暗で、誰もいないようでした。彼は中に入りました。
それも勇気があるなあと思います。だって彼はただの旅人なのに、そんな冒険みたいなこともしたからです。
全部読んで気がつきました。ただの旅人が昏い森を歩いていって、電気も何もない真っ暗い小屋に入っていった、その理由を。
それはぼくたちに、見せたかったからです。それは