次回作品について
次の話のタイトルとあらすじです。
仮ですが……。
【タイトル:マイティア0.5(仮)】
〈あらすじ〉
主人公コスモスは正義感が強く思いやりのある男。
最強の勇者と呼ばれる父、ツキミの背中に憧れ……いずれ多くの人達を守る騎士になることを夢見ている。
そんな夢を抱きながら正義の組織と信じて入った騎士団だったが……。
騎士団の実態は違法薬物や賄賂……未成年との淫行といった犯罪行為が横行い、さらには向上心を高めるという名目で、上司が部下に対するセクハラやパワハラが法的に推奨されている完全なる無法地帯。
勇者であるツキミですら口出しできない騎士団の内情をどうにか解消しようと奮闘するコスモスだが……彼の正しくあろうとする姿勢を騎士団は目障りに思い、コスモスは非情ないじめに合わされる。
そんな彼を影ながらただ1人見守る女騎士……リンドウ。
彼女はコスモスの幼馴染であり……共に騎士道を志す良きライバルでもある。
リンドウはコスモスに想いを寄せているが……彼女はかつて、友人である少年との仲をコスモスに誤解されたくない思いから彼に嘘を付いてしまい、嘘がバレて以降……コスモスに対する罪悪感から彼とは距離を取ってしまっている。
ぎくしゃくした仲であることと騎士の1人でしかない立場上……コスモスの力になりたくともなれない自分を歯がゆく思うリンドウ。
そんな2人の仲を妬ましく思うリンドウの友人……カタクリ。
彼は勇者ツキミのかつての幼馴染であり……元勇者アブーの恋人でもあったナズが獄中で生んだ子。
悪漢アブーの女であった母ナズの影響で、周囲からひどいいじめを受けていたカタクリ……。
そんな彼を唯一……人として優しく接してくれたリンドウに淡い恋心を抱き、その想いをリンドウに打ち明けるも……彼女の心はコスモスに固く向けられているため、その恋が実ることはなかった。
そのことでリンドウをコスモスに寝取られたと逆恨みしたカタクリは、何の罪もない十数人の人間を毒殺し……その罪をコスモスに着せ、そのことを本人にだけバラして煽るという復讐を遂げる。
大量殺人の罪で死刑判決を下されるコスモスだったが……突如としてゾンビの大群が現れ、人間を喰い殺し始める。
ゾンビから人守るために戦う最中……コスモスはゾンビに喰い殺されそうになっていたカタクリに助けを求められる。
自分に冤罪を着せたばかりか……罪もない大勢の人間を殺したカタクリを1度は見捨てようとしたが……彼の中の正義がそれを許さず、命からがらカタクリを助ける。
だがカタクリは命の恩人であるコスモスに負傷を負わせ、彼をゾンビ達を引き寄せる餌にする。
コスモスは全てに絶望し……失意の中、ゾンビ達に喰い殺される。
だが……コスモスの運命はまだ潰えていなかった……。
理性ある特殊なゾンビとして再びこの世に戻ってきたのだ。
人間そのものに幻滅した彼は平然と他人を裏切る生きた人間よりも、誰も裏切らないゾンビこそがこの世を統べるにふさわしいという考えに至り、老若男女も善人悪人も問わず……生きた人間を次々と殺しまわっていく。
果たしてコスモスに待ち受ける運命とは……。
後半を更新し始めたら、ぜひ読んでみてください。




