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異世界でも発注管理 〜日本から発送されます!〜  作者: 班長
1章 モルントの街
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1章-31 家電を使ってみよう

よろしくお願いします。

 今後の話をしていると、発注してから3時間が経過したらしく、たくさんの商品が納品されるのであった。


 「ティア、お昼に頼んでいた商品が納品されたよ。」

 「…家を建て直すとなると、とりあえず必要なもの

  だけ設置した方がいいのでしょうか?」

 「そうだな…。とりあえず、ベッドとキッチン関係

  だけは仮に設置して、それ以外はお父さんに相談

  してから決めようか。」

 「わかりました。…そういえば、夜ご飯はどうしま

  しょう?」

 「もう夕方だし、食べに行ってもいいが…」

 「もしよろしければ、お作りしますよ!」

 「…それなら、お願いしてもいいか?」

 「えぇ、もちろんです!」

 「なら、一緒に買い出しにいこうか。」

 「はい! できれば、いろいろなお店をみてまわり

  たいです。」


 こうして、ティアと二人で夕飯の買い出しに向かうのであった。


 「フミト様。なにが食べたいとか、リクエストは

  ありますか?」

 「リクエストねぇ…。それなら、ワイルドモーを

  使った料理がいいかな。」

 「ワイルドモーですか? では、シチューでも

  つくりましょうか。」

 「お、それは楽しみだな。」

 「必要な物は…。調味料の中にソース類は

  あったので、あとは具材と小麦粉、

  バターくらいですかね?」

 「よし。じゃあ、肉屋の後に八百屋、いろいろと

  取り扱っているお店と寄って行こうか。」

 「はい!」


 「いらっしゃい。今日は何のお肉をお求めで?」

 「ワイルドモーの肉が欲しいんですけど…」

 「部位はどうする?」

 「シチューに使うので、スネ肉のブロックは

  ありますか?」

 「それなら、100gあたり銅貨30枚だね。」

 「…では、300gください。」

 「あいよ。」


 「新鮮な野菜がそろっているよ!」

 「フミト様、お好きな野菜はありますか?」

 「どれも好きだけど…」

 「では、オーソドックスに行きましょう。

  すいません、ニンジーンとジャガーイモーを

  3個ずつください。」

 「合わせて、銅貨30枚になるよ。」


 「いらっしゃい。今日は、近くの農園から

  作り立てのバターが入荷したよ!」

 「ほんとうですか! ちょうど良かったです。

  では、バターを100gと小麦粉を500g

  ください。」

 「バターと小麦粉、それぞれ銀貨1枚だね。」


 「フミト様、メインはパンでよろしいので?」

 「あぁ、それでいいよ。」

 「わかりました。では、最後にパン屋に寄って

  帰りましょうか。」


 市場を2人で歩きながら必要なものを購入した俺たちは、家に戻って料理を始めるのであった。


 「では、最低限必要なものをキッチンに

  設置していきましょう。」

 「とりあえず、コンロだけ設置して

  お湯とかは魔法で済ませようか。」

 「あとは、食器類と調理器具があれば

  大丈夫そうです!」


 コンロを設置することになったので、今ある薪式のコンロの上に板をおいて塞ぎ、その上に新しいコンロを設置したのであった。


 「フミト様、これが新しいコンロですか?」

 「あぁ…。説明書がついてるから、読んでみるよ。」


 「どうやら、月に銀貨3枚かかるらしい。

  支払い方法は、横についている支払い箱に

  直接お金を入れるか、発注管理のスキルから

  支払いができるみたいだ。」

 「横ですか? …あ、取手がついています!」

 「まぁ、俺たちはスキルから支払えばいいかな。

  もし、他人が使うことになったら直接払って

  貰うとしよう。」


 「そういえば、金庫についても少し整理しよっか。」

 「整理ですか?」

 「あぁ。俺の方は"資本金"と"運営資金"、"貯金"に

  分けてっと。ティアの方は"運営資金"と"貯金"を

  新たに作って…、2人が一緒に使うものとして

  "生活費"と"売り上げ"を作っておくよ。」

 「…複雑になってきましたね。」

 「まぁ、徐々に慣れていこうか。家電の使用料は

  生活費から支払われるようにしておくよ。」

 「では、もうコンロは使えるので?」

 「そのはずだよ。今日は、一緒に使ってみようか。」

 「フミト様と一緒に料理!

  さっそくやりましょう!」


 「このコンロは、ボタンを押すと火がついて

  もう一度押すと消える仕組みになっている。

  強弱は、下にあるレバーで細かく調節が

  できるから、実際に使ってみようか。」

 「え!? 押すだけで火がつくのですか?」

 「あぁ、俺の世界の家電は基本的にボタンで

  操作することが多いかな。」

 「それは便利ですね!」

 「調理器具と食器類、タオル類は取り出したから

  作っていこう。」

 「はい! では、ボタンを押してみます!

  ……あ、つきました!」


 こうして、ティアと2人で夕食のシチューを作るのであった。


 「ありがとう、ティア。おいしかったよ!」

 「喜んでもらえてよかったです! 後ほど、

  明日からの食材は注文しておくので楽しみに

  していてください!」

 「お、それは楽しみだな。」

 「それでは、お風呂の準備をしましょうか。」

 「せっかくだから、お湯を張って今日は

  つかろうかな。」

 「それはいいですね!」

 「なら、一緒に準備をしに行こうかな。」


 「ティア、これらが新しい石けんになるよ。」

 「…大きなボトルですね!

  使うのが楽しみです!」

 「それと、こっちが入浴剤になっているから

  今日使おうか。」

 「はい! では、とりあえずお湯を張りましょう!」

 「よし、魔法を使ってみるよ。……この感じだと、

  2人でやれば1分もあればたまるな。」

 「では、そのまま入ってしまいましょうか♪」


 こうして、一緒にお風呂に入った後、ベッドを新たに設置してティアとゆっくりと過ごすのであった。


 

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