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異世界でも発注管理 〜日本から発送されます!〜  作者: 班長
1章 モルントの街
32/39

1章-30 自宅整備

よろしくお願いします。

 ニコナラの街から帰ってきた俺たちは、自宅の整備をすることにしたのであった。


 「ティア、いろいろと発注してからお昼ご飯でも

  食べに行こうか。」

 「わかりました! では、どこから

  やっていきますか?」

 「うーん…。なら、一階から順番に

  やっていこうか。」

 「でしたら、キッチンから行きましょう!」


 「とりあえず、今おいてあるコンロを

  塞いでしまいたいな…」

 「では、とりあえず板かなにかで塞いで

  しまいましょう。」

 「じゃあ、板も発注するとして…。ティア、

  コンロは何口がいいとかあるか?」

 「そうです……。実家では2口を使って

  いましたが、フミト様の世界の料理を

  いろいろと研究してみたいので、3口

  あるとうれしいです!」

 「では三口のコンロと、給湯器、食洗機を

  設置しておくよ。届いたら、一緒に

  使い方を確認しようか。」

 「ありがとうございます!」

 「あとは、調理器具と食器類かな。

  こんな感じでいろいろと種類があるけど…」

 「…迷ってしまいますね。

  ………では、これらでお願いします。」

 「わかった。タオル類は最後にまとめて

  発注してしまうから、次の場所にいこうか。」

 「次は…リビングですね。」


 「ここには、部屋の温度を調節する家電と、

  明るさを調節できる家電だけ設置すれば

  いいかな。」

 「そんな家電があるのですか!?」

 「あぁ、本来だったらいろいろと配線

  しなければいけないけど、異世界仕様なのか

  設置するだけで使えるみたいだ。あと、設置も

  どこに設置したいかタブレットで指定すると

  勝手にやってくれるらしい。」


 「トイレとお風呂場はいろいろと設置するよ。」

 「トイレにもですか?」

 「シャワートイレと呼ばれる便利な家電だよ。

  俺のいた国には、ほとんど設置されていたかな。」


 「お風呂場には、全自動給湯器を設置して、

  浴室暖房も設置しておくよ。」

 「むずかしい名前です…。」

 「あとは、洗面所にもお湯がでる家電と

  ドライヤー、洗濯機を設置してっと…」


 「あとは二階の部屋なんだけど…、

  部屋割をやり直そっか。」

 「はい! 私の寝室は、フミト様の寝室と

  同じ部屋でお願いします!」

 「…そうなると、1番大きい部屋を二人の寝室に

  して、二部屋をそれぞれの私室にしようか。

  残り一室は、ティアの両親のための部屋に

  すればちょうどいいかな?」

 「それで大丈夫です! ありがとうございます!」

 「なら、各部屋にエアコンを設置して…。

  俺の部屋にはダブルサイズのベッドを

  もう一つ発注っと。」


 「フミト様、姫神様にお祈りするための場所は

  どこに作りましょうか?」

 「そうだな…。なら、俺の私室に

  設置してしまおうか。」

 「はい! ちなみに、何を設置するのでしょうか?」

 「俺の世界では”神棚”と呼ばれていたものを

  設置するよ。」

 「”かみだな”ですか?」

 「あぁ、神様をまつるための物だよ。」


 「あとはタオル類だけだけど、多めに適当に

  発注するからこの辺りから選んでもらっても

  いい?」

 「この辺りからですか?」

 「うん、この辺りが肌触りがいい物になるから。」


 こうして、俺たちは一通りの発注を済ませたのであった。


 「あとは、細かな物とかだけど…。ティアって、

  好きな匂いとかある?」

 「そうですね…、どちらかと言えば柑橘系の

  匂いが好きです。」

 「なら、石けん類も柑橘系の匂いのするものに

  してみるかい?」

 「え、そんなのがあるんですか?!」

 「うん、他にも入浴剤とかも柑橘系のを

  一通り発注してみようか。」

 「はい! 今日、さっそく使ってみましょう!」

 「他には何かあるかい?」

 「うーん…。とりあえず設置してみてから

  もう一度考えましょうか。」

 「確かにそうだな。もし足りない物があっても、

  夕方に発注すれば夜には届くからいいと思うよ。」

 「では、お昼ご飯を食べに行こうか。」

 「はい!」


 お昼ご飯を近くの店で済ませた俺たちは、家に戻っていろいろと考えるのであった。


 「ティア、多分だけど今回の納品で

  金貨3000枚ほどの売り上げになると思う。」

 「それは…。想像もつきません。」

 「ある程度は貯金にまわすつもりだが、

  大きな買い物を二個だけしようと考えている。」

 「大きな買い物ですか?」

 「あぁ、一個目は商売をしていく上で

  拠点となる建物だな。」

 「…しばらくの間は、露店で商売をする

  予定でしたよね?」

 「その予定でいたが、思いのほか早く護衛が

  見つかったのと、露店での商売はリスクが

  高すぎるという点で、さっさと拠点を購入

  してしまうことにしたんだ。幸い、目星を

  つけてあるお店があるからね。」

 「目星ですか?」

 「あぁ、ここからほど近いところにある三階建ての

  お店を借りる予定だったんだ。ただ、購入すると

  金貨1000枚らしいので、今回購入してしまおうと

  思っている。」

 「それはいいかもしれません。化粧品を販売すると

  なると、お店の改装も必要になってしまいます。

  借りている状態だと自由に作業ができないので、

  購入してしまった方がいろいろと楽になります。

  それで、もう一個の買い物とは?」

 「ここの家を購入してしまおうかと。」

 「購入ですか?」

 「そうだね。俺のいた世界の仕様にするために

  いろいろと発注していたけど、根本的に

  建て直さないと厳しそうなんだよね…。」

 「…そういうことですか。ちなみに、

  どれくらいするんですか?」

 「金貨250枚ですべて購入できるらしい。ただ、

  どうやって建て直してもらえばいいのか

  迷っているんだよ。」

 「でしたら、お父さんに相談してみては

  いかがでしょうか?」

 「ん? ティアのお父さんにか?」

 「えぇ、実は私のお父さんは建築会社の社長を

  しているんです。」

 「それはすごいな!」

 「はい! なので、しばらくはお母さんの

  治療費を支払うことができたんです。」

 「そうだったのか…。ちなみに、お母さんは

  何かされているの?」

 「お母さんは、お父さんの会社の経理を

  担当しています。ただ、作業は自宅で

  していました。」

 「なるほど…。だったら、明日の午後にでも

  相談にいこうかな。」

 「ええ、そうしましょう!」


 こうして、いろいろな計画が進んでいくのであった。



 <発注リスト>


  ・三口コンロ      金貨 1枚

  ・給湯器(2台)    金貨 3枚

  ・食洗機            銀貨50枚

  ・エアコン(5台)   金貨 7枚 銀貨50枚

  ・照明器具(10台)  金貨 1枚

  ・シャワートイレ   金貨 1枚

  ・全自動給湯器    金貨 2枚 銀貨50枚

  ・浴室暖房      金貨 1枚 銀貨50枚

  ・ドライヤー          銀貨10枚

  ・洗濯機       金貨 2枚

  ・神棚        金貨 1枚

  ・ダブルベド     金貨 1枚

  ・小物類       金貨 1枚 銀貨50枚

           計  金貨23枚 銀貨60枚


 <残金>


  運営資金: 金貨32枚 銀貨39枚


   資本金: 金貨13枚 銀貨83枚


    口座: 金貨7枚 銀貨27枚


  共通口座: 金貨4枚 銀貨80枚


    財布: 金貨2枚 銀貨87枚

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