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異世界でも発注管理 〜日本から発送されます!〜  作者: 班長
1章 モルントの街
30/39

1章-28 ニコナラの街

よろしくお願いします。

 お昼前に馬車に乗り三時間ほどたった頃、無事に隣町にたどり着いた。


 「フミト様! 無事にニコナラの街が

  見えてきましたね!」

 「あぁ、あそこがニコナラの街か…。とりあえず、

  宿をとって遅めのお昼ご飯を食べようか。」

 「そうですね…。どこの宿にしましょうか?」

 「…ティアに心当たりはあるか?」

 「すいません…、ニコナラの街には

  来たことがないので…」

 「そうか…。なら、商人組合に聞きに行こうか。」

 「では、商人組合の場所を門番の方に

  聞いてみましょう!」


 「ようこそ、ニコナラの街へ!

  身分証をご掲示ください。」

 「これでお願いします。」

 「…はい、確認できました。

  中に入って頂いて構いません。」

 「ちなみに、商人組合の場所を

  お聞きしたいのですが…」

 「あぁ、それでしたら中に入って頂いて、

  突き当たりの広場を右に曲がって頂いた

  ところにあります。」

 「ありがとうございます。」


 こうして、無事にニコナラの街にたどり着いたのであった。


 「ようこそ、商人組合ニコナラ支部へ。

  本日はどのようなご用件で?」

 「口座の移動と出金をお願いしたいのと、

  この街おすすめの宿を教えて頂きたくて。」

 「わかりました。では、口座の方は

  どのようにいたしましょうか。」

 「共通口座への金貨5枚の移動と、

  金貨100枚の出金をお願いいたします。」


 「お待たせいたしました。共通口座のほうへ

  金貨5枚を入金させて頂きました。

  そして、こちらが金貨100枚になります。」

 「ありがとうございます。」

 「また、宿のほうですが商人組合提携の

  『オオムギ亭』がおすすめになります。

  商人組合をでて、右に三軒となりの

  建物になります。」

 「わかりました。ありがとうございます。」


 「ようこそ、オオムギ亭へ。

  本日はお泊まりですか?」

 「えぇ、先ほど商人組合でおすすめされまして…。

  空いていますか?」

 「はい、大丈夫ですよ。ちなみに、どのお部屋を

  用意いたしましょうか?」

 「…ティア、どうする?」

 「そうですね…、もちろん2人部屋で!」

 「…ということなので、2人部屋を

  お願いできますか?」

 「わかりました。では、一日あたり

  銀貨20枚になります。」

 「口座払いでお願いします。」

 「では、こちらへお願いします。」


 「確認できました。では、お部屋の方が三階の

  306号室になります。夕食は19時から21時の間に、

  朝食は6時から9時の間にお願いいたします。

  また、商人組合提携の宿になりますので

  シャワーのほうを準備いたしております。

  二人部屋ですので、お部屋の方に機械が設置して

  あります。お湯の方は三分までは無料ですが、

  それ以降は追加料金が必要になってしまいます。

  説明は以上になりますが、なにか質問は

  ございますでしょうか?」

 「いえ、大丈夫です。一日お世話になります。」


 「ティア。とりあえず宿が借りれたが、

  お昼ご飯はどうする?」

 「そうですね…。せっかくですから、

  この街の名物を屋台で探しましょうか。」

 「なら、屋台で食べた後に観光でもしようか。」

 「はい! フミト様との初めてのデートですね!」

 「…そうなると、屋台でいいのか?」

 「えぇ、それでいいのです!

  そんな日常がいいのです!」

 「なら、さっそく出かけるか。」

 「はい!」


 宿から出て広場の方へ向かうと、さまざまな屋台が出店していた。


 「フミト様、いろいろありますね!」

 「そうだな…。こんなにいっぱいお店があると

  迷ってしまうな…。」

 「では、様々な種類のものを購入して二人で

  分け合って食べましょうか。」

 「確かに、それだとたくさん食べれるな…。

  なら、とりあえずおいしそうなものを

  どんどん購入していこうか。」

 「わかりました!」


 「とりあえず、目についたものが

  一通り買えましたね。」

 「せっかくだから、広場の端の方にあった

  ベンチで食べようか。」

 「はい!」


 「モルントの街とは、また違う種類のものが

  いろいろありましたね。」

 「でも、どちらも美味しかったな。」

 「そうですね…。フミト様はどちらの味が

  お好きですか?」

 「うーん…。俺としては、昨日ティアが

  作ってくれた料理の味付けが

  好きだったかな。」

 「ほんとですか! では、あのような

  味付けで今後も料理していきます!」

 「あぁ、毎日が楽しみだよ。ありがとうな。」

 「はい!」


 お昼ご飯を食べた後、ティアとこの街をいろいろと観光してから宿に戻ったのであった。


 「ではフミト様。夕食まで時間がありますので、

  今のうちに発注を済ませてしまいましょう。」

 「あぁ。とりあえず、香辛料の発注からだな。

  ただ、量が量だからこれからはビニール袋に

  入った状態で納品しようと思っている。」

 「そうですね…。さすがにあの量の香辛料を

  麻袋に詰め替えるのは大変ですね…。でも、

  麻袋の定期発注してしまいましたよね…。

  あれはどうしましょうか?」

 「商売で使うかもしれないから、

  マジックポーチにでもしまっておこうか。」

 「わかりました。」

 「なら、発注してしまうよ。」


 こうして、これまでになかった量の香辛料を発注するのであった。


 <発注リスト>

  ・黒こしょう 200kg 銀貨  200枚

  ・白こしょう 320kg 銀貨 3200枚

  ・山椒     40kg 銀貨  400枚

  ・唐辛子    40kg 銀貨  120枚

           計 銀貨 3920枚(= 金貨39枚 銀貨20枚)


 「とりあえず、前回の40倍を発注しておけば

  足りるだろう…」

 「そうですね…。要望は30倍でしたから…。」

 「じゃあ、次は頼まれた商品を発注しようか。」

 「はい!」


 ちなみに、頼まれた商品はこんな感じであった。


 <発注リスト>

  ・小麦粉    10t 金貨 30枚

  ・食塩     1t 銀貨  80枚

  ・砂糖     1t 金貨  5枚

  ・なたね油   1kL 銀貨  150枚

           計 金貨37枚 銀貨30枚


 「これで大丈夫かな?」

 「…足りているはずです!」

 「なら、発注は大丈夫だね。…お、金貨50枚を

  超えたからスキルのレベルがあがったよ。」

 「ほんとですか! では、確認しましょう!」


 <残金>


  運営資金: 金貨55枚 銀貨99枚


   資本金: 金貨13枚 銀貨83枚


    口座: 金貨7枚 銀貨27枚


  共通口座: 金貨4枚 銀貨80枚


    財布: 金貨2枚 銀貨87枚


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