1章-24 実家でのひととき
ここ二日くらい、少し体調を崩してしまい…
更新が遅くなってしまい申し訳ありませんでした!
また、今日から更新していきます!
ティアの実家での食事会が始まった。
「今日持ってきたお酒は、”日本酒”と呼ばれる
お酒になります。」
「初めてきくお酒ですな…」
「お米から作ったお酒になるのですが、この辺り
に似たお酒があるという話はきいたことがあり
ませんか?」
「えぇ、おこめ?すら聞いたことがないですね。」
どうも、この世界には米すら存在しないらしい。
「では、乾杯して早速いただきましょうか。」
「わかりました。では、フミトさんとの縁を
祝って…乾杯!」
「フミト様! このお酒、おいしいです!」
「えぇ、こんなお酒これまで飲んだことが
ありませんね。」
「ティアもお酒がいける口だね。お母さんの
お口にもあって良かったです。」
「こんなにおいしいお酒をもらってしまって、
本当にありがとう。ただ…ひとつ気になった
のだが、私のことはお父様と他人行儀なのに
なぜ妻は親しく呼ばれているんだ? 私も
お父さんと呼んで欲しいのだが…」
「では、お父さんと呼ばせて頂きますね。」
「あぁ、そう呼んでくれるとうれしい。」
「ティア、おいしい料理を作ってくれて
ありがとう。」
「お口に合いましたか?」
「うん、毎日でも食べたいくらい
おいしかったよ。」
「それは! では、毎日作らせて
もらいます!」
「大変かもしれないが、頼んで
いいのかい?」
「えぇ、大丈夫です! お任せ
ください!。」
こうして、食事会が終わった後にシャワーをお借りすることになった。
「ティア、昨日言っていたお風呂セットの使い方
だけど、二人にも使って欲しいから今から説明
したいんだけど…」
「分かりました! では、火をおこしてきますね。」
「フミトさん、そのお風呂セットというのは?」
「では、ティアが用意してくれている間にご説明
しますね。簡単に言えば四種類の石けんが
入っている物だと思ってください。」
「四種類もですか?」
「えぇ、髪・体・顔で使い分けるようになって
います。髪用が二種類になります。ちなみに、
今はどのようなものを使っているのですか?」
「普通の家庭ですと、雑貨やで購入した固形の
石けんをお湯で泡立てて使っています。」
「なら、今日お渡しするのは液体の石けんに
なっていますので簡単にだけ使い方を説明
させていただきます。」
「お待たせしました! お湯の準備ができた
のでいつでもいいですよ!」
「では、お二人ともお風呂で実際に
開けてみましょうか。」
こうして、お風呂場に向かうのであった。
「まず、この”シャンプー”と呼ばれる
石けんで濡らした髪を洗います。ティア、
少し手に取って泡立ててみて。」
「分かりました… あ、いい匂いのする
泡が立ってきました!」
「その泡で髪を洗った後、お湯でしっかりと
泡を流してから水気を取り”リンス”と
呼ばれる石けんで髪を保湿します。」
「今度のは泡が立ちません!」
「これを髪全体になじませて、少し待つ間に
今度は体を洗います。その時は
”ボディーソープ”を使ってください。」
「これは、しゃんぷーと同じ感じですね。」
「最後に、”洗顔”と呼ばれる石けんで顔を
洗ってから全身を洗い流します。
このときに、髪についているリンスも
しっかりと流してください。」
「使い方は分かりました。お母さんと
お父さんも大丈夫そう?」
「えぇ、そんなに難しい物でも
なさそうだし…」
「あぁ、固形の石けんよりも泡立てるのが
楽そうでむしろありがたいよ。」
「では、ぜひお二人からお風呂に
お入りください。」
「いえ、お客様よりも先に
お風呂に入るわけには…」
「お風呂セットの感想をお聞きしたい
ので、気にしないでください。」
「でしたら、お先に入らせ
てもらいますね。」
お二人にお風呂に入ってもらっている間に、ティアの部屋で荷物を回収することにした。
「ティア、家に持って行く荷物は
倉庫にしまっておけばいいからな。」
「分かりました。服と小物だけで大丈夫で
しょうか?」
「あぁ、家具類は新しく買ったし、もし
必要があれば買い足せばいいからな。」
「では、しまっていきます!」
「…ティア、なぜベッドも収納したんだ?」
「…フミト様は、私をベッドで寝かせて
下で眠るつもりでしたね?」
「まぁ、女性を下で寝かせて自分だけは
上で寝るわけにはいかないからな。」
「ですので、いっそのことベッドをしまって
しまえば、もめることもないかと!」
「でも、それだと二人で布団を
ならべることになるぞ?」
「…なにか問題がありましたでしょうか?」
「男性と女性が隣同士の布団で寝るわけには…」
「私はむしろ大歓迎です! いっそ、同じ布団
でも構いません!」
「…ほんとにいいのか?」
「はい!」
「…わかった。なら、シングルベッド二つは無理
でもダブルサイズのベッドならおけるだろう。」
「!!」
「二人で床に寝るなら、ベッドで寝るのも変わら
ないだろう。なら、ダブルサイズのベッドを
ここに設置してしまおう。」
「ありがとうございます! フミト様!」
こうして、ティアと一緒に寝ることになってしまったのである。
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