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異世界でも発注管理 〜日本から発送されます!〜  作者: 班長
1章 モルントの街
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1章-23 ティアの実家へ

よろしくお願いします。

 家の片付けも済んだので、ティアの実家に向かうことにした。


 「ティア、お父さんはお酒は飲めるのか?」

 「えぇ、私の家族は私も含めてお酒が飲めますよ。」

 「なら、お土産にお酒と調味料一式でも

  持っていくか。」

 「わざわざありがとうございます!」

 「気にしなくていいよ。あとは、市場で食材を

  買っていけばいいのかな?」

 「はい! ちなみに、何が食べたいとか

  ありますか?」

 「いや、せっかくだからティアの得意料理が

  食べたいかな。」

 「わかりました! 楽しみにしていてください!」


 こうして、ティアと市場で食材を購入してから実家に向かうのであった。


 「ただいま~。」

 「ティア? あ、フミトさんもようこそ

  いらっしゃいました。」

 「急に来てしまって申し訳ありません。

  体調のほうは大丈夫でしょうか?」

 「あのあと、頂いた薬をいただいてから

  嘘のように調子が良くなりまして…。

  本当にありがとうございました。」

 「それはよかったです。ただ、あの薬は

  しばらく飲み続けなくてはいけないので、

  体調が良くなっても飲み続けてくださいね。」

 「わかりました。立ち話も何ですし、

  どうぞあがってください。」

 「では、失礼します。」


 「ティア、今日はどうしたんだい?」

 「フミト様にうちで夕食を食べて

  もらおうと思って。」

 「また急に…、食材の予備とかもないよ?」

 「大丈夫! ちゃんと買ってきたから!」

 「フミトさんもよろしいのですか?」

 「えぇ、実は今日の朝に家の引き渡しだった

  ので…。まだキッチンの用意とかができて

  おらず、外食にしようと思ったらティアが

  実家でごちそうしてくれると言うことだった

  ので、迷惑かもしれないとは思ったのですが

  お言葉に甘えて来てしまいました。」

 「いえいえ、迷惑だなんてとんでもありません!

  そういうことでしたら、くつろいでいって

  くださいね。ちなみに、夜はどうされますか?」

 「一応、ベッドは購入してあるので家に帰る

  つもりでしたが…」

 「せっかく来てくださったのですから、ぜひ

  泊まっていってください。」

 「そこまで甘えてしまうわけには…」

 「私としては、むしろ泊まっていって欲しい

  です。そうすれば夫も喜ぶと思いますので。」

 「では、申し訳ありませんが1日

  お世話になります。」

 「お母さん、ありがとう!

  部屋はどこにすればいい?」

 「そうねぇ…。」

 「私でしたら、マジックポーチに買った布団を

  まだ入れているので場所さえ頂ければ

  大丈夫です。」

 「いえ、お客様に床で寝てもらうなんて…」

 「なら、私の部屋で寝てもらうよ!」

 「ティア、さすがに男の俺と同じ部屋で寝る

  のはいろいろ不味いのでは?」

 「問題ありません! フミト様にはベッドで寝て

  頂いて、私はしたに布団を敷いて寝ます!」

 「お母様からも、なんとか言ってもらえない

  でしょうか?」

 「フミトさん、私のことはお母さんと呼んで

  ください。私としましては、ティアが

  いいなら問題ありません。」

 「フミト様は、いやですか?」

 「………、ならそうさせてもらうよ。」

 「ありがとうございます! フミト様!」


 こうして、なし崩し的にティアの実家で、ティアと一緒の部屋で寝ることになったのである。


 「ではフミト様、さっそく得意料理を

  作ろうと思いますのでお待ちください!」

 「フミトさん、私も手伝ってきますので

  くつろいでお待ちください。」

 「あ、お土産に調味料を持ってきたので

  ぜひ使ってください。」


 「高価な香辛料をこんなにもたくさん

  頂けません!」

 「いえ、安く仕入れているので

  気にしないでください。」

 「では、手によりをかけて作りますので

  お待ちください。」


 ティアとお母さんの二人がキッチンで楽しそうに料理を始めてしまったので、俺は1人リビングでのんびりしていた。すると、お父さんが帰ってきたのであった。


 「帰ったぞ~。ん、お客さんか?」

 「すいません、お邪魔しています。」

 「おぉ、フミトさんでしたか。

  ようこそいらっしゃいました。」

 「あ、お父さんお帰り~」

 「お、ただいま。ティアも来てたんだね。

  今日はどうしたんだい?」

 「お母さんにお願いして、夕食を食べた後に

  一泊させてもらうことにしたんだよ。」

 「それはいい! フミトさんも遠慮なさらず、

  ゆっくりしていってくださいね。」

 「お父様もお世話になります。あ、お口に

  合うかどうかは分かりませんが…、お酒を

  お土産に持ってきました。」

 「ありがとうございます。では、夕食の時

  にでも飲みましょうか。」


 お父さんが帰ってきてから10分くらいしたら、夕食になった。


 「お待たせいたしました。今日のメニューは、

  フミトさんからお土産にいただいた香辛料を

  使った肉野菜炒めになります。ティアの

  得意料理なんですよ。」

 「香辛料までいただいたのか?! 

  フミトさん、気を遣って頂いて

  ありがとうございます。」

 「までっていうことは、他にも何か

  いただいたの?」

 「あぁ、お酒をいただいたので

  今から飲もうかと思ってな。」

 「フミトさん、重ね重ね

  ありがとうございます。」

 「いえいえ、お気になさらず。お母さんも

  お父様も遠慮しないで飲んでくださいね。

  ティアもお酒飲んでいいからね。」

 「え、私もいいんですか?!」

 「あぁ、せっかくだから俺もいただくよ。」

 「なら、お酌させてください!」

 「じゃあ、頼もっかな。」


 こうして、楽しい食事会が始まるのだった。

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