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異世界でも発注管理 〜日本から発送されます!〜  作者: 班長
1章 モルントの街
24/39

1章-22 図書館での勉強

よろしくお願いします。

 商人組合での用事も済んだので、俺たちは家に戻って昼食にすることにした。


 「お疲れ様でした、フミト様。」

 「あぁ、ティアもお疲れ様。とりあえずは、お店の

  問題も片付きそうかな。」

 「はい、商人組合にも利益がでるような話ですので

  これでリスクはほとんどなくなりました。」

 「ただ、頼まれた仕入れはしっかりしないとな…」

 「フミト様のスキルレベルを上げるチャンス

  ですよ!」

 「確かにそうだな。ティアも一緒に発注を手伝って

  くれるか?」

 「もちろんです!」

 「まぁ、発注さえしてしまえばその日のうちに納品

  されるから、この件については後日にしようか。

  おなかも減ってきたことだし、昨日発注した

  ご飯を食べようか。」

 「はい! 楽しみにしていました!」

 「じゃあ、食料品の中に昨日頼んだ物が届いている

  はずだから取り出してみて。」

 「えぇっと…。あ、取り出せました! これは

  何という食べ物なんですか?」

 「これは”牛丼”という食べ物だよ。」

 「ぎゅうどん。」

 「この世界でのワイルドモーのような生き物の肉を

  煮て、米という穀物にかけたものになるかな。

  ま、とりあえずたべてみようか。」

 「はい!」


 「フミト様! 味付けがしっかりしていてとても

  おいしいです! あと、こめ?というのも甘み

  があってパンよりも好きかもしれません!」

 「お口に合ってよかったよ。とりあえず、おなか

  も膨れたし次は図書館に向かおっか。」

 「では、案内します!」


 こうして、俺たちは次の目的地である図書館に向かった。


 「ここがこの街の図書館になります。」

 「大きくてきれいだな。」

 「えぇ、この図書館に入るには入館料がかかる

  かわりに、設備も充実しているんです。」

 「とりあえず入ってみるか。」

 「はい。」


 「ようこそ、モルント図書館へ。入館料はお一人

  銅貨50枚になります。」

 「なら、二人分これで。」

 「確かにお預かりいたしました。」


 受付で入館料を払った俺たちは、お目当てのスキル書を探すことにした。


 「ティア、今日の目的はスキル書を読むことだ。

  できれば、魔法系のスキル書が読みたいな。」

 「でしたら、司書の方におすすめの本を聞いて

  きましょう。」


 「すいません。」

 「はい、どうされましたか?」

 「スキル書を探しているのですが、似たような物

  が多くて迷っているのです。」

 「ちなみに、どのようなスキル書をお探しで?」

 「魔法関係のスキルに興味があって…」

 「でしたら、この辺りの本がおすすめになります。」

 「ありがとうございます!」


 「フミト様、この辺りのものが入門向けらしい

  です。」

 「なになに…。”魔力感知”に”魔力操作”、

  ”生活魔法”ねぇ…。なら、この辺りから

  読んでみるか。」

 「私も読んでみます!」


 こうして、二人でスキル書を読み始めるのであった。


 「なるほど…。魔力感知によって体内の魔力を

  感じるところから魔法は始まるのか。習得

  方法は、体内に流れている温かい物を感じる

  と…。 …………あ、これかな?」

 「え、もう見つけたのですか?!」

 「あぁ、多分これだな。ちょっとステータスを

  確認してみるよ…。うん、大丈夫そうだね。」

 「さすがフミト様です!」


 読み始めて3時間ほどたち、時刻が15時頃になった。


 「ティア、そろそろ時間だから帰ろっか。」

 「…分かりました。フミト様、一度自宅に

  戻ってもいいですか?」

 「ん? 構わないけどなんかあった?」

 「いえ、少し気になることがありまして…。」

 「分かった。なら、家に戻って家具を置きながら

  話をしようか。その後、市場によってティアの

  実家に向かおう。」

 「ありがとうございます。」


 二人で図書館をでて自宅に戻り、ティアの話を聞きながら家具を設置していく。


 「それで、話ってなんだった?」

 「スキルの話です。ふつう、スキル書を一回

  読んだだけではスキルは習得できません。」

 「あぁ、それは多分俺の持っている成長促進

  というスキルのおかげだな。」

 「やはりそうでしたか。ただ、それだけでは

  ないのです!」

 「ん、どういうことだ?」

 「私は成長促進も持っていませんし、いつもは

  スキル書を読んでもすぐには習得できません

  でした。しかし、今日はフミト様と同じ早さ

  で習得できたんです!」

 「え? もしかして…。ティア、ステータスを

  見せてもらってもいいかい?」

 「分かりました。『ステータス』」


 そうするとティアのステータスが浮かんだ。



 <ステータス>


  <基本情報>

    名前: ティア

    種族: 人族

    年齢: 24 

   レベル: 10

    立場: 奴隷(所有:姶良史人)

    備考: 女神様の愛し子


  <各種数値>

    HP: 2400 / 2400

    MP: 2400 / 2400

  物理攻撃: 800

  物理防御: 800

  魔法攻撃: 800

  魔法防御: 800

   機動力: 800

    幸運: 100


  <スキル>

    固有:発注管理(支店)・成長促進<極>

    会得:魔力感知<1>・魔力操作<1>

       生活魔法<1>・MP消費減<1>

       全属性魔法<1>


 「……? え、これが私のステータスですか?!」

 「なんというか、すごいことになっているな…」

 「スキルもおかしいですけど、備考がおかしな事

  になっていますよ!」

 「詳しいことは分からないが、ステータスが俺に

  引っ張られてるんだろう…」

 「え、フミト様にですか?」

 「あぁ、俺のステータスもみせておくよ。

  『ステータス』」



 <ステータス>


  <基本情報>

    名前: 姶良史人

    種族: 人族

    年齢: 24 

   レベル: 10

    立場: 平民

    備考: 女神様の寵愛・ティアの主人


  <各種数値>

    HP: 3000 / 3000

    MP: 3000 / 3000

  物理攻撃: 1000

  物理防御: 1000

  魔法攻撃: 1000

  魔法防御: 1000

   機動力: 1000

    幸運: 100


  <スキル>

    固有:発注管理(本店)・成長促進<極>

    会得:魔力感知<2>・魔力操作<2>

       生活魔法<2>・MP消費減<2>

       全属性魔法<2>


 「…俺のステータスも強化されてるな。」

 「…とりあえず、このことも二人だけの秘密に

  しましょう!」

 「そうしようか。」


 「それにしても、なぜ急にスキルを

  覚えようと?」

 「あぁ、それは風呂に入るときとか料理する

  ときに魔法が使えた方が便利だと思ってな。」

 「なんとも贅沢な方法の家事ですね…」

 「そうなのか?」

 「えぇ、ふつうはMPが枯渇してしまうので

  家事には使えません。」

 「なら、俺たちは大丈夫だな。」


 こうして、俺たちは家具を設置しながらステータスの確認を行ったのである。そして、家事についても魔法によって楽ができそうなのであった。



 <残金>


  運営資金: 金貨32枚 銀貨49枚


   資本金: 金貨13枚 銀貨83枚


    口座: 金貨112枚 銀貨27枚


    財布: 金貨2枚 銀貨97枚

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