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異世界でも発注管理 〜日本から発送されます!〜  作者: 班長
1章 モルントの街
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1章-16 ティアとの打ち合わせ③

申し訳ありません。

遅くなってしまいました。


よろしくお願いします。

 お昼ご飯を街で食べることにしたので、ティアにおすすめのお店を聞いてみることにした。


 「ティア、この街でおすすめの食べ物屋に案内して

  ほしい。」

 「分かりました。…ちなみに、フミト様は何が食べ

  たいとか希望はありますか?」

 「そうだな…。しっかりとおなかが膨れる食べ物が

  いいかな。」

 「でしたら、こちらになります。」


 そうして、ティアに連れられてきたお店は、いわゆる大衆食堂のようなお店だった。お店に入って席に案内されると、ティアが説明してくれた。


 「このお店は、私が雑貨屋さんで働いていたときに

  教えてもらったお店になります。忙しい日のお昼

  に、店長に連れてきてもらったりしました。」

 「なるほど…。ちなみに、どうやって頼むんだ?」

 「席においてあるメニューの中から選んで、そこの

  鈴を鳴らして店員にお願いすれば頼めます。」

 「分かった。」


 こうして2人でメニューを見ながらどれにするのか選ぶのであった。


 「俺は、このヘビーポークの塩炒めとパンに

  するがティアはどれにする?」

 「フミト様、奴隷は基本的に自分でメニューを

  選ぶことができません。普通は、ご主人様が

  選んだ料理を食べることになります。」

 「なら、ティアにはこれにも慣れてもらわない

  とな。ご飯については、料理を作るときは

  同じ物を食べること。そして、今回みたいに

  外で食べるときは、自分で好きな物を選ぶ

  こと。値段については気にしなくていい

  からな。」

 「では、お言葉に甘えさせていただいて…。

  私は、よく食べていたミドルチキンの網焼き

  にしたいと思います。」


 メニューが決まったところで、ティアがメニューを注文してくれた。そして、料理が届くまでの間に、この後の予定を確認するのであった。


 「ティア、この後は街を少し散策したあとに役所で

  ティアの手続きをして宿に戻るつもりだが、

  なにか行きたいお店とかおすすめのお店は

  あるか?」

 「そうですね…。家で必要な物については明日で

  いいとのことなので、慌てて行かないといけない

  お店はありません。フミト様は、こういった物が

  欲しいとかの要望はありますか?」

 「…ほとんどの物は心配しなくても大丈夫だと

  思う。ただ、魔道具が売っているお店とかを

  見てみたいかな?」

 「でしたら、魔道具を売っているお店を見た後に

  役所に向かいましょう。その後、宿にもどる

  感じでどうでしょうか?」

 「あぁ、それでいいよ。」


 そうこうしているうちに、二人分の料理が届いたのでいただくことにした。ティアがおすすめしてくれるだけあって、とてもおいしかった。また、味だけでなく価格もリーズナブルであり、さすがは大衆食堂という感じであった。


 お昼ご飯を食べた後、ティアに案内してもらってこの街でおすすめの魔道具を売っているお店にやってきた。


 「いらっしゃい。今日はどうしたんだい?」

 「あぁ、家を明日から借りているのだが、

  何かいい魔道具がないかなと思ってな。」

 「そういうことなら、おすすめの魔道具を

  紹介してあげるよ。」


 こうして、3つほどおすすめの魔道具を紹介された。


 「まずはこれ。キッチンに設置し料理するときに

  使う魔道コンロという物だ。」

 「…どうやって使うんだ?」

 「コンロの横に燃料を入れる箱がついているだろ。

  そこに、カートリッジを入れればしばらく

  使えるよ。」

 「カートリッジねぇ。どれぐらいもつんだ?」

 「カートリッジ1本でだいたい1ヶ月かな。消費の

  激しい魔道具だとカートリッジ2本で1ヶ月と

  いうのもある。」

 「カートリッジはいくらするんだ?」

 「カートリッジは商人組合のみで売買ができ、

  1本銀貨50枚する。使い終わったカートリッジは

  銀貨10枚で買い取ってもらえるので、2回目

  からは実質銀貨40枚になる。」

 「銀貨50枚もするんだったら、普通の家庭では

  使えないんじゃないのか?」

 「普通の家庭では、魔道具ではなく普通の釜を

  使ってるよ。魔道具を使えるのは裕福な

  家庭だけだね。」

 「ちなみに、そのコンロはいくらする?」

 「このコンロは金貨5枚だね。」

 「他の商品も一応見せてくれ。」

 「わかったよ。」


 そう言って見せてもらった商品は、お風呂を沸かすための魔道具と部屋を明るくする魔道具であった。


 「ありがとう。今後の目標になったよ。」

 「あぁ、頑張って稼いで魔道具を

  買いに来てくれよ。」


 こうして、俺の世界にはなかった魔道具を見た俺は店から出てくのであった。


 「ごめんな、ティア。退屈だっただろ?」

 「いえ、そんなことありませんよ。はじめて

  みるものがたくさんあって楽しかったです。」

 「魔道具については、心当たりがあるから宿に戻ってから話すよ。」

 「はい、楽しみしています!」

 「じゃあ、次は役所に案内してもらえるか?」

 「分かりました。」


 ティアの案内で役所に連れて行ってもらったが、役所は市場を挟んで商人組合の反対側にあった。


 「モルントの役所にようこそ。本日はどのような

  ご用件でしょうか?」

 「新しく奴隷を購入したので、税金を払いに来た。」

 「分かりました。では、お調べしますので奴隷の

  お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

 「ティアという。」

 「では、お調べしますので少々お待ちください。」


 「お待たせしました。確認したところ金貨120枚で

  購入されたとのことなので、税金は金貨12枚に

  なります。」

 「口座払いで頼む。」

 「では、こちらに身分証をお願いします。」


 「お支払いが確認できました。では、お二方の

  身分証をお預かりいたします。」


 「手続きが完了いたしました。これで

  フミト様とティア様の身分証に、

  それぞれ”納税済み”という記載が

  追加されています。」


 無事に役所での手続きも終わったので宿に戻ることにしたのであった。



 <残金>


  運営資金: 金貨1枚 銀貨62枚


   資本金: 金貨7枚 銀貨83枚


    口座: 金貨43枚 銀貨15枚


    財布: 金貨2枚 銀貨98枚

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