1章-9 スキルアップふたたび
本日中にヒロインを登場させる予定です!
また、この小説にとって今日が勝負の日になりますので
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朝目が覚めると、6時過ぎであった。タブレットを確認すると、『納品されました。』と『スキル”発注管理”がレベル3になりました。』という通知が届いていた。とりあえず、納品された物を各フォルダに仕分けた後、レベルアップについて確認した。
まず、倉庫の機能が大幅に強化されており、フォルダごとに時間停止と温度調節が可能になっていた。とりあえず、飲み物と酒が収納されているフォルダの設定を「時間停止・4℃」に設定し、いつでも冷たい飲み物が飲めるようにした。そして、他のフォルダについては「時間停止・温度維持」に設定し、入れたときの温度を維持する事にした。
次に、納期が6時間になったので朝発注すれば、お昼過ぎには受け取れるようになった。これで、急な需要にも対応することができる。
そして、なによりも「ドラッグストア」がカテゴリーに追加された。これにより、様々な種類のシャンプー類や化粧品、医薬品を発注できるようになった。また、ドラッグストアの解放により「従業員管理」のアプリも大幅に強化された。具体的には、福利厚生の機能が追加されたのである。もし、従業員の体調に問題が起きたとき、ドラッグストアから必要な医薬品が自動で発注される。納品された医薬品は個人用の倉庫に転送され、お知らせの通知とともに費用請求が俺に届く仕組みになっているらしい。また、福利厚生は俺にも適用されるらしい。
ひとまず機能の確認が終わったので、次のレベルまでの記載を確認した。
『レベル4までに必要な取引:金貨50枚
解放予定:①カテゴリに”ホームセンター”、
”家電量販店”が追加
②倉庫のサイズが50畳に拡大
③納期が3時間に短縮 』
ホームセンターと家電量販点が解放されれば、持家を現代日本的にリフォームすることも可能である。なので、持家を購入するまでにはレベル4にするのが目標である。
7時を過ぎたので、朝食を食べに食堂に向かった。その後、受付で洗濯を2セット頼み銀貨1枚を口座から支払った。そして、部屋にもどり倉庫からリュックを取り出して詰め替えるための麻袋を購入しに行くのであった。
今回も、前回お世話になったツバメ屋に行くと店員と話すのであった。
「二日前はいろいろと世話になった。」
「あぁ、麻袋をたくさん購入されたお客様でしたか。
こちらこそたくさん購入していただいてありがとう
ございました。」
「今日も、麻袋がほしくてな。」
「ありがとうございます。どのサイズにいたしま
しょうか?」
「1kgはいる物を10個と、250g入る物を20個で頼む。」
「分かりました。おい、誰か裏から麻袋を持ってきて
くれ。準備が整うまで少しお待ちください。他に
入り用なものはございますか?」
「今はリュックを使って商品を運んでいるのだが、今後は
リュックに入らない大きさのものなども扱う可能性が
ある。しかし、それを運ぶ手段がなくて困っている。」
「よくある方法としましては、馬車を購入して荷台に
荷物を積み込むことが多いですね。しかし、馬車を
扱うためには馬に乗れる人を雇う必要がありますし、
餌代や馬をおいておく場所の用意など大変では
ありますね。」
「実は、商人組合でマジックポーチという便利なものが
あると聞いたのだが…」
「そうですね…。マジックポーチでしたら馬のような
めんどくさいことはなくなりますが、購入費用が
とても高くつきます。」
「…ちなみに、いくらぐらいする?」
「4畳入るほどの大きさで、金貨30枚ですね。うちで
扱っているマジックポーチはそれしかありません。
ちなみに、もっと大きなマジックポーチがほしい場合は
錬金術師と直接交渉することが多いですね。」
「なるほど、分かった。ありがとう。」
「いえいえ、お役に立てたのなら幸いです。準備も
できたようなので、お代の方は銀貨4枚になります。」
「口座払いでお願いします。」
「かしこまりました。」
支払いを終えた後に、商品を受け取り一度宿に戻った。
宿で香辛料の詰め替え作業を行った。前回の取引と同じよう香辛料を麻袋に入れて、追加で購入した白コショウについては1kgの麻袋に詰め替えた。その後、受付で『ワタリドリ』の位置を聞き、その足でワタリドリに向かうのであった。
ワタリドリに向かうと、そこには日本で言う富裕層の屋敷のような立派なお屋敷が建っていた。入り口には警備員が2名立っていて、警備員に声を掛けられた。
「お店に入るには、手続きが必要です。」
「どうすればよいでしょうか?」
「身分証を掲示していただきます。」
「こちらになります。」
「…はい、確認できました。では、こちらにお名前を
書いていただければ大丈夫です。」
「これで大丈夫ですか?」
「大丈夫です。では、入っていただいて構いません。」
入り口から中に入ると、そこには立派なエントランスがあり受付の人に声を掛けられた。
「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件で
しょうか?」
「奴隷を購入したいのですが、その下見ができたらと
思いまして。」
「分かりました。では、こちらにどうぞ。」
店員に連れられて商談室に入るといくつか説明を受けるのであった。
「奴隷の下見の場合、もし気に入ったものがありましたら
”取り置き”が可能になります。取り置きした際は、5日
以内にご購入されない場合キャンセルとなります。
取り置きに必要な費用は奴隷の販売価格の2割になり
ます。ご購入されなかった場合、取り置きの費用は
お返しできません。購入される場合は、残りの8割の
費用をお支払いいただきます。」
「分かりました。」
「では、本日はどのような奴隷をお求めで?」
「借金奴隷で、基本的な家事ができ商人の知識を持って
いる20代半ばの女性をお願いします。」
「その条件ですと、当店には現在3人いますので簡単な
経歴からご紹介させていただきます。」
いよいよ、俺の人生を左右しかねない最大のイベントが始まろうとしていた。
<残金>
運営資金: 金貨1枚 銀貨64枚
資本金: 金貨7枚 銀貨83枚
口座: 金貨38枚 銀貨15枚
財布: 金貨3枚
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