キチガイ小説 1
〜狂った言動〜
「どうして自分の子供を殺したんだ?」
「だって言う事を聞かなかったから・・・」
「言う事を聞かなかったら殺しても良いと言うのか?」
「それは・・・」
「お前の理論が正しいならそう言う事だろう?違うのか?」
そして刑事は続けた
「本当の事を言え。子供が憎かったんじゃないのか?」
「・・・・・」
長い沈黙の後、刑事はこう言った。
「確か言う事を聞かなかったら殺しても良かったんだったな」
「えっ?」
次の瞬間、刑事は女を射殺した。
END
〜目に見えるもの、見えないもの〜
「肉眼では見えない絆とか愛とか、そういう人間らしいものを感じたいね」
「そっか、じゃあこうすれば良いよ」
男は持っていたビンを壁にぶち当てた
「な、何をする?」
「こうするのさ」
男は破壊された鋭利なビンを女の眼球に突き刺した。
「ぎゃあああああ!?」
「どうだい?これで感じ易くなっただろ?」
END
〜口は災いの元〜
「やあ、ベイビー。君は地獄と言う世界を信じるかい?僕は信じているよ。
是非一度行ってみたいと思う。だけど心配しなくて良いよ。
僕みたいなセレブは地獄でもどこでも買い取るからね」
「そんなに地獄に行きたいか。では望み通りにしてやろう。連れて行け!」
「はっ!」
天国と地獄を司る閻魔大王がそう言った。
「な、なんだい、君たちは。汚い手で触らないでくれたまえ!」
男は数名の鬼たちに連れて行かれた。
「フン!死んだ事にさえ気付かんとはな。余計な事を言わなければ天国へ行けたものを」
閻魔大王は連れ去られた男の書類に「地獄行き」の判子を押した。
END