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駅員野坂君 日常の一コマ  作者: 高塚 冷
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登場する人々

 某地方の某中小私鉄に就職し、駅員として某駅に配属された新人の小さなお話。

 大きなトラブルもなく、平穏に日々が過ぎて行く。そんな日常の一コマをここに書き記していこうと思う。


 登場人物の紹介をしておこう。


 新人の野坂君。

 地元の普通科高校を卒業して、何の気なしに就職した。鉄道が好きとか、地元の企業に愛着があったとか、特別な思いとかは全くない。社内研修を終え、現業として某駅に配属され、師匠の下で修行中の身。一生懸命がんばっている。


 師匠は紅一点の湯島さん。

 野坂君の二期先輩で、年齢は三つ歳上。配属駅に近い女学校の卒業生で、やたらエロオヤジみたいな言動行動を発し、弟子と助役を困らせている。女学校を卒業してから一年のブランクを経て入社したが、その一年間何をしていたのか、頑なに語らない。


 助役の小田桐さん。

 もう少しで定年を迎えるベテラン。乗務経験を積んでから運輸指令所に長く所属した後、助役となって主要駅を渡り歩いた、現業の生き字引的な人。多くを語らず物静かで、いつもニコニコしている。


 助役の浜さん。

 クロブチ眼鏡が似合う初老のベテラン。駅務掛一筋で、労働組合の執行役員を経て助役になった。行く行くは駅長に昇進するであろうお方。本当は電車の運転をしたかったんだよ、と、クロブチ眼鏡の奥の目を細め遠くを見つめて語る様子は、どことなく哀愁が漂っている。


 清掃のおばちゃん、宇賀持さん。

 鉄道会社と契約している下請けの清掃会社から派遣されている、いつも笑顔を忘れない素敵なおばちゃん。いつも飴玉をポケットの中に忍ばせており、何かがあると、そっと飴玉を渡してくる。


 清掃のおじさん、鈴木さん。

 鉄道会社と契約している下請けの清掃会社から派遣されている、競馬をこよなく愛する明るいおじさん。IC社員証ケースの裏に、地方競馬の厩務員時代に世話をしていた馬とのツーショット写真を忍ばせている。分かる人には分かる、有名な馬らしい。


 さて、どんな日常の一コマがこれから書き記されて行くのか。

 過度な期待をせず、ゆったりまったりお読みくだされば幸いです。

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