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森のパスタ屋さん  作者: おあしす
2/10

2話

朝6時。6月とはいえ夏は目前。既に太陽は出ている。


段々と暑くなってくる頃、<森のパスタ屋さん>のドアを1人の少女が開けて出て来る。

150cmほどの背丈で黒いワンピースに肩と裾にフリルのついた白いエプロンを着ている。

いわゆるメイド服というものに近い服装だが、邪魔な装飾品や過剰なフリルはついていない。

彼女は右のポケットからリボンを取り出し、肩ほどの長さのクセの無い髪を邪魔にならないよう留めた。

ん~~~っ、と大きな伸びをして、ホウキで店先の掃除をはじめる。

彼女の名前は大下さくら。市立森の前駅女子高校の3年生で、この店のマスター涼介の妹である。

彼らの両親は飛行機事故で亡くなっているため、今は兄妹と小次郎とで生活している。

両親が生きていた頃からの日課になっている店先の掃除と花たちへの水やりから一日が始まる。

「今日も暑そうだなぁ。そろそろ梅雨明けかな?」などとつぶやきながら店先のゴミを片付けていく。

「はい、お掃除おしまいっ。次は水やり、っと。」

このパスタ店はオープンカフェにもなっていて、その周りを季節の花々が彩っている。

この花たちを世話する事がさくらの趣味でもあり、数ある楽しみのうちのひとつである。

この時期はアジサイが綺麗な紫の花を咲かせていた。

「うん。今日もキレイに咲いてる。でもそろそろアジサイも終わりかぁ。今度は何の花にしようかな。」

ジョーロで水をやりながら考えていた。するとそこへ

「やあさくらちゃん、おはよう」

背後から声をかけられる。

「あっ、八百屋のおじさん。おはようございます」

「今日もかわいいねぇ。」

「えっ、あ、あの…ありがとうございます。おじさんも元気そうですね。」

「うれしい事言ってくれるねぇ。あ、そうだ。これ、あげるよ。」

持っていた箱から少し小振りのスイカを差し出す。

「えっ?で、でも、売り物なんじゃ?」

「いいんだよ、お兄さんと食べて」

強引にスイカを渡す。

「あ、ありがとうございます!」

腰を深く折っておじぎをする。

「じゃあ、今日もがんばってな」

手を上げて去っていく。

「スイカだぁ。もう食べられる時期なんだ。」

両手でスイカを抱えて小走りで店に戻ろうとすると…

「あっ、さくらちゃん、おはよう」

と、また声をかけられた。

「えっ?あっ、薬局のお姉さん、おはようございます」

「んもう、お姉さんなんて呼んでくれるのさくらちゃんだけよ。」

「そ、そうなんですか?」

軽トラックの中でニコニコして喜ぶ薬局のお姉さん(?)

「そうだ、これあげるよ。嬉しい事言ってくれたお礼。」

と、後ろの荷台から箱ティッシュのセットを取り出す。

「い、いいんですか?でも、商品頂くなんて悪いですし…」

手を前に出し、戸惑いながらお姉さんに尋ねる。

「いいのいいの、このくらい。」

箱ティッシュを手渡す。

「じゃあね~。」

お姉さんの軽トラックが走り去った後、ティッシュの箱をスイカの小脇に抱えて歩き出す。

「ティッシュ、もらっちゃった。これだけあったらまだ買いに行かなくてもいいよね。」

と喜びながら店の入り口に向かっていると

「お、さくらちゃん。おはよう」

またまた声をかけられる。

「はい?あっ…」


「ね、寝坊したぁぁぁぁっっっ!!」

ドタドタと階段を駆け降りる音が家じゅうに響く。駆け降りているのは金髪の少女と1匹の黒いネコ。

少女の名前は大下はるか。涼介の義理の妹である。さくらと同じ森の前女子高校の3年生。クラスは別。

彼女の両親は涼介の両親と共に演奏家として活動していたが、海外へ同じ飛行機で移動中

不幸にも事故に遭い2人とも亡くなっている。

特に身寄りのなかった彼女を、涼介が『さくらや俺と一緒に暮らさないか?』と声をかけた。

幼い頃から憧れてた涼介とずっと一緒にいられる!と直ぐに一緒に暮らしはじめた。

「またさくらひとりに掃除させちゃった!どうしよう!そもそもルリが起こしてくれないから!」

洗面所でサラサラの髪を櫛でとき、ポニーテールに括りながらルリと呼んだネコを責める。

「ルリは起こしたニャーよ。はるかが起きニャかっただけだにゃ。」

階段の手すりに座って顔を洗いながら喋るネコ。

黒いメスネコのルリは日本語を理解し、会話する能力を持っている。

「そ、それはそうだけど。とにかく、早く着替えなきゃ!」

自分の部屋に戻るべく、階段を駆け上がる2人。時計は6時25分を指していた。

「でももうすぐ6時半時だニャ。店の制服より学校の制服に着替えたほうがいいんじゃニャいの?」

「う、それもそうね。」

黒いワンピースを元に戻し、掛けてあったセーラー服に袖を通す。

「早くするニャ。さくらが全部終わらせちゃうニャ。」

「…よし、着替え終わりっ!階段は面倒だから窓から出るよっ!」

廊下に出て窓を開け、サッシに足をかける。ちなみにここは4階である。

「ま、待つニャ。靴ぐらいはかニャいと!」

ルリがスニーカーをくわえて持って来る。

「ンなモン投げちゃえ!下で履くよ!」

下にポイっと放り出す。あ~あ、とルリが呆れて外を見る。

「うっし、行くよ!」

気合いを入れた後、はるかは少し前屈みになる。すると背中が光り、襟の下にあらかじめ用意されてた

2つの小さな袖から1mほどの黒い光が上に向かって伸びた。

その次の瞬間、光がバサっと一対のコウモリの翼に変化した。

その翼を体のまわりを覆うように折り畳み、一気に窓から飛び下りるのと同時に翼を広げ、落下傘のように

降下していく。彼女には多種多様な翼を背中に生み出すという能力を持っている。

空を普通に飛ぶ時は天使の翼、暗闇に混ざって飛ぶ時はコウモリの翼、スピードを出す時は

鷹の翼、グライダーのように長距離を滑空する時は燕の翼など

用途に合わせて自由に使う事ができる。翼を生やす時に服が破れるのを防ぐ為、基本的に背中の

開いている服を着用するか、さくらに袖を作ってもらっている。

今回は飛ぶというより降下なので、でコウモリの翼で落下傘のように降りようと選択した。

ただ、彼女は今セーラー服で、飛び下りた際にスカートがぶわっと捲れ上がった。

その際、いわゆるパンチラ状態というかパンモロ状態になるが、いつ空を飛ぶ事になるのか

分からないため、さくらに言われて下に黒いスパッツを履いている。

そのため、何の恥じらいも無く降下していった。

が、今日は運悪く(?)下に2人通行人がいたため、スパッツではあるが思いっきり見られた。

ゆっくりと着地して翼をしまい、スニーカーを拾って急いでさくらの元に駆け出す。

「なんだスパッツ履いてたのか。残念。おい、行こうぜ。」

1人は歩き出した。

が、もう1人はガタガタと膝を笑わせ

「す、すぱっつ…い、いぃ…」

そう呟いた後鼻血を吹き出し、倒れ込んだ。

「お、おい?どうした?おおーい!」

そんなやりとりには目もくれず、さくらの元に走るはるか。



「ごっめ~ん!さくら!寝坊しちゃっ…て…いっ!?ど、どうしたの、それ?」

さくらの元に辿り着いたはるかは目を丸くした。

さくらは右手にスイカとティッシュ箱にお煎餅、食パン。左手にお茶の葉とプールのチケットとやかんに

ソックスを5足、映画雑誌を持っていた。

「あ、は、はるかちゃん…お、おはよう…」

「お、おはよう。…で、どうしたの?これ?」

さくらからいくつか物を受け取り、中に運びながら尋ねた。

「えっと。商店街の人たちが、何かいっぱいくれて…」

「で、気がついたらこんなんなってた、と。」

「う、うん。」

少し俯いて顔を赤くしながら頷く。

「やっぱ、さくらって人気者なんだね。改めて思い知ったよ。」

「そ、そんな…そ、そういえばはるかちゃん、どうして入り口からじゃなく裏道から来たの?」

ドキっとしたはるかは急にギクシャクして

「え、えっと。いや、あの、ほら!」

とごまかそうとする。

「まさか、また窓から降りてきたんじゃ?」

恐い顔をしたさくらがはるかに言い寄る。

「えっと。その。…はい、飛び下りました。」

素直に白状する。途端にさくらが怒り出す。

「んもう!またそんな事して!」

「だ、大丈夫だって!ケガはしないよ!」

「そういう事じゃなくて、その…は、はしたないでしょう?」

「はしたない?」

「だ、だから…し、下着が見えちゃじゃない!」

「え~?言われたとおりスパッツ履いてるよ?」

スカートの端を手で少し持ち上げ、下に履いてる黒いスパッツを見せる。

「そ、そういうことじゃなくて…って見せなくてもいいよぉ!もう!」

顔を更に真っ赤にしてスカートを持つはるかの手を抑えて困り果てるさくら。

「まったく、ニャーも困ったにゃ。」

奥の廊下からルリが出て来る。

「お、おはよう、ルリちゃん。」

少しこわばって挨拶をする。

「お、おはようにゃ。」

さくらは小さい頃、ネコに引っ掻かれて以来、ネコが少し苦手になっていた。

「にしても、今日は一段と貢ぎ物が多い日だにゃ。」

テーブルに置かれた貢ぎ物の中からお煎餅を取り出し、ルリがつぶやく。

「み、貢ぎ物だなんて…」

「そのうち指輪とか持って来るバカも出てきそうだにゃ。」

取り出したお煎餅をポリポリとかじりながら話す。

「さ、さすがにそれはないんじゃ…」

「いーや、あるね。うん。」

はるかもお煎餅をほおばりながら煽る。

「で、でも…指輪って高いし…そんなの、貰えないよ。」

「まぁ、ちょっとヘビーな物だにゃ。」

「ヘビー?重たいの?」

さくらもせっかくだからとお煎餅を食べながらルリに尋ねる。

「んー。その重たいじゃニャくて、普通指輪にゃんてものは好きな人や恋人に贈るものだにゃ。」

どこからか取り出した右手にタバコというネコらしからぬ小道具を持って、そう呟く。

「そ、そんなの困るよ!」

さくらは手で顔を隠して首を降る。

「はっは~ん、さてはさくら、好きにゃ人がいるんだにゃ?」

またどこからか取り出したサングラスをかけたルリがさくらを問いつめる。

「す、好きな人…いるよ。」

「誰だにゃ?」

ずずぃっと前によって来るルリ。さくらは顔を真っ赤にして

「お…、…おにいちゃん」

小さい声でそう答えた。はるかはやっぱり、という顔をしてさくらを見つめる。

「…さくら、リョースケの事が好きにゃのは知ってるけど、そうじゃニャくて…」

「そうじゃなくて?」

「1人の男として好きな人は…」

「だ、だからっ!おにいちゃんだってば!」

「でも、兄妹だと結婚も出来ニャいし、世間の目だって…」

困りながらルリはそう返した。が…

「確かに結婚はできないかもしれないけど、ずっと一緒にいても家族なんだから問題ないよね?」

そう言った後、はるかに向かい

「はるかちゃんにお兄ちゃんはあげないよ。」

ニコっと笑った後、ペロっと舌を出して言う。

「な、なにおぅ!兄さんは私のものよ!さくらには渡さない!」

「ニャーもリョースケが欲しいにゃ!2人にはもったいないにゃ!」

「だ、ダメだよぉ!お兄ちゃんは私だけの…」

2人と一匹のある意味日課でもある涼介の取り合いが始まる。

とその時、表に車のエキゾーストが響き、店の前で止まる。

涼介が仕入れから帰ってきたのだ。その音を聞いた二人と一匹は表に駆け出し、声を揃えて

「おかえりな(ニャ)さい!」

涼介を迎え入れる。さっきまでケンカしてたのを忘れるほどに。

「お、3人とも起きてたか。ただいま。」

Miniのトランクから段ボール箱に入った野菜や肉を3人で降ろしながら店内に入る。

ふと涼介がテーブルに目をやる。そこに鎮座する数々の貢ぎ物に気付く。

「ん?…うおっ!きょ、今日はこんなにいっぱいもらっちゃったのか?さくら」

「ご、ごめんなさい…お兄ちゃん」

「別に責めてなんかいないよ。しかし、コレは凄いな。新記録か?」

「た、たぶん。…ひゃっ!?」

「すごく皆にかわいがられてるなぁ。俺はこんな妹を持ててうれしいぞ。」

さくらの頭を撫でながら話す。

「どうせ私じゃこうはいかないですよーだ。」

はるかが少し拗ねてそっぽを向く。

さくらが頭を撫でられてるのを見てヤキモチを妬いているのだ。

「お、お兄ちゃん。は、恥ずかしいよ…でも、うれしいっ。」

今日これで何度めなのか分からないが、一番顔を真っ赤にする。

とそこへ、奥から大きなあくびをしながら小次郎が出て来た。

「ふぁ~ぁぁぁぁ。…うぃ~っす。」

まだ寝癖も治って無いボサボサの髪で。

「お、やっと起きたか小次郎。」

涼介が呆れて言う。

「おはようございます、小次郎さん」

さくらが挨拶。

「おはよ、こじこじ」

「…こじこじはカンベンしてくれよぉ、はるか。」

「じゃあ、ごしごし」

と涼介がふざけて言う。

「い、意味が分からん。…仕入れは終わったのか?」

「ああ、花以外はな。」

「花以外だとぅ?花だけは気合い入れて、ってか?」

冷やかす。

「そ、そんなことは、な、なひ…」

突然涼介がしどろもどろになる。妹二人はジト目で涼介を見る。

「さくら、紗希さんに会うのに気合いがいるんだって。」

「ぐっ…お、おにいちゃんは渡さないもん」

拗ねる妹たちとからかう小次郎から逃れるために、機敏な動きになる涼介。

「と、とにかく!開店の準備を!」

とカクカク動きながら仕切る。

「はいはい。でもその前に朝飯は?」

お腹を抑えたまま、小次郎が涼介にアピールする。

「そういやお腹空いたな。せっかくだから貰ったパンを使おうか。」

涼介が食パンを持ってキッチンに向かう。


「じゃあ、行ってきます!」

はるかとさくらが学校に登校していく。

「いってらっしゃい。気をつけろよ~」

涼介が店先で見送る。小次郎は奥で看板の整理をしている。

「じゃあ俺、花買って来るわ。」

vespaにまたがり小次郎に声をかける。

「あぁ。今日こそ何か進展しろよ?」

涼介の顔を見てとニヤリと笑う。

「進展?」

vespaをキックしながら尋ねる。

「ん~。紗希ちゃんをデートに誘うとかさ。」

それを聞いた涼介はキックを踏み外して転びそうになる。

「だ、だから、そ、そんな事できないって。普通に花買って来るよ。」

「ソレでお前は満足なのか?ん?んん~?」

店の看板を並べながらニヤニヤ笑う。

「と、とにかく!行って来る!」

話の腰を折って走り出す。

ぶぃぃぃぃぃぃぃぃ~ん、とvespaが去った後、小次郎は笑いながら

「あいつは相変わらず奥手だな。リョウとして演奏してる時ぐらい自信を持てってんだ。」

ボソっと涼介に聞こえないように呟いた。



「う~ん、ちょっとキックが重くなってきたな。帰りにゲンじぃに見てもらおう。」

vespaをフラワーショップ ホシノに向けながらそう考えていた。

段々と店に近付くにつれ、涼介の脈拍が上がっていく。

「きょ、きょうはどんな話をしよう…」

などと四苦八苦していると花屋に到着してしまった。

「う~ん、今日もいいアイディアが浮かばない…」

店先で花を選びながらうんうん唸っていると

「いらっしゃいませ。今日はどんな花にします?」

と声をかけられた。涼介が振り返るとそこには白いブラウスに青い前掛け

黒くて長い髪を黄色のリボンで束ねている女性が奥から出てきた。

「あっ、ほ、ほしのさん。お、おはようございます。え、えーと…」

手に持った花を彼女に手渡す。

彼女の名前は星野紗希。フラワーショップホシノの従業員で、さくらと同じ森の前駅女子高校を卒業し、さくらの2つ年上。

高校を卒業後、家の花屋を両親と3人で切り盛りしている。涼介が想いを寄せる子である。

また、この商店街の3大アイドルのひとりとしても有名。ちなみに残りのふたりはさくらとはるかである。

「…今日はこのぐらいかなぁ。」

花の選定を終え、紗希に手渡す。

「はい。じゃあちょっと待ってくださいね。」

選んだ花を丁寧にラッピングしていく。その様子を後ろからドキドキしながら見る。

(あ~、綺麗な顔だし、髪もサラサラだし、かわいいなぁ…)

とそんな事を考えてると、奥から紗希の母親が出てきた。

「あら、大下さん。毎日ありがとう。」

「いっ、いえ、そんな。い、いつもの日課ですし、そ、それに…」

「それに?」

「あ、う。…さ」

そう言いかけた所に

「はい、おまたせ。」

と紗希が花を包んで持ってきた。

「あ、ありがとう。」

「どうしたんです?いつもより顔が赤いですよ?」

「えっ?そ、そうかな?」

店にある鏡を覗いて確かめる。そんな様子を見ておばさんが笑う。

「仲いいねぇ。そんな風に仲良くできる彼氏の1人や2人作ればいいのに。」

おばさんが紗希に言う。

「お、おかあさん!?な、なんてこと言うのよ。そ、それに私、好きな人いないし…」

「す、好きな人いないんですか?」

突然涼介が食い付く。

「え、えぇ。」

勢いに押されて答える。

「そうかぁ、いないんだぁ。」

代金を払い、ニコニコしてつぶやきながらvespaの元に戻っていく。

「んもう!お母さん!大下さんが困ってたじゃない!変な事言わないでよ!」

「え~?案外そうでもないかもよ~?」

母親がニヤリと口元を笑わせて歩いていく涼介を見る。

そこには嬉しそうに帰っていく涼介の姿があった。

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