表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

プロローグ

初めまして!!!!!

自分が寝る前に妄想するような世界を文字に起こそうと思い、書き始めました。

一緒に僕の妄想ワールドを楽しんでもらえると嬉しいです!

カタカタカタカタ


 いつも繰り返すこの音とリズム。あの頃思い描いていた大人の人生とはかけ離れている。現実はいつも非情だ。


「はぁ、なにやってんだろうなぁ」


 そんなことをぽつりと呟くその男、入社2年目22歳の新社員『青木 大介(あおき だいすけ)』は早くも人生の過酷さに嘆いていた。気づけば21時をまわっていた。既に明かりは消え、残業中の社員もほとんどいなかった。


「んなこと言っている暇があるなら、さっさと終わらせろよアホ。」


 そう言うのは、同じく残業中で大介より3歳年上の先輩『夏川 静香(なつかわ しずか)』である。容姿は誰が見ても美人なはずなのに、恋人いない歴=年齢なのは、その口調からも少し察せるだろう。彼女もまた、人生の過酷さに半ば諦めていた。


「そう言われましても・・・先輩こそまだ終わんないんですか?」

「ん~、あと6時間くらい?」

「はああああ!?」

「あははは冗談に決まってるじゃんwwwホントはたった今終わったよ。おめーも、とっとと終わらせて飯行くぞ」

「・・・はい。」


 この会話も、最早日常会話である。他の同僚からは『残業コンビ』だとか、『夫婦』とまで言われている。こちらとしては、残業なんてしたくないし、さっさと帰って人生を少しでも楽しみたいところだ。


「はやりの異世界にでもいけたらなぁ」

「そんな実現しないフラグ立ててどうすんだよ。そうやって余計なことばっか考えているから、いつまでも終わんねーんだよ」


 全く、夢も希望もこの女にはねーのかよ!!


 この叫びは声にでることなく、心の中で止まった。その代わりに、今日の地獄が終わったことを告げた。


「お待たせしました。本日のレベル上げ完了しました」

「おい、脳みそ異世界行ってるぞ」


―――――この世界は嫌?


「ん?今なんか言いました?」

「おい、脳みそ異世界行ってるぞ」

「いや、そうじゃなくて!」

「ん?じゃあ私は分らんな。とうとう体壊れたか~?」


―――――あなたたちが必要なの。


「ほらまた!」

「確かに聞こえたな。私たちが必要?どういうことだ?」

「先輩、どうしてそんな冷静でいられるんですか!」


 大介は今まで経験したことがないことが起こりながら、隣で冷静でいる美人先輩に盛大にツッコミをいれた。


―――――私たちの世界を救えるのはあなたたちだけ。


「どうゆうことだ!君は誰なんだ!どこから話しかけているんだ!」


 混乱の所為か、見えない相手に質問攻めをかましてしまった。しかし、ほとんどの人間が同じことになるだろう。ただただ一人を除いて・・・


「私たちは何すればいいんだ?まさか異世界に召喚するとか言わないだろうな??」


―――――ッ!・・・え、ええ。そうです。突然で申し訳ないのですが、時間が限られているので、詳しくは後程。


 まさかの的中に、驚きを隠せない声の主だが、時間が限られているのだろう。すぐに本題へと戻し、魔法陣を大介たちの足元に出現させた。その瞬間、あたりが光で包まれ、2人の視界は真っ白になった。大介の願い事は、ものの数分で叶えられることとなった。体感でとても長く感じられた時間のあと、光が収まったオフィスルームから2人の姿は消えた。


 この日、急に会社から残業コンビが失踪したことによって、会社、世間、家族、友人が、心配や恐怖に襲われたことは言うまでもなく、容易に考えられることだろう。当の2人からしてみれば、そのような心配や恐怖などでは、片付けることのできないような数々の出来事を、これから身をもって知ることになるのであった。








最初なのでこれくらいの文字数のほうが読みやすいのかなと思い、まとめてみました!

これからは、僕の気分と切りの良いところで区切っていこうと思います!W

感想おまちしております!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ