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3 サイケンジャーの反撃
3 サイケンジャーの反撃
「ふん! サイケンジャーが現れたというからビビっていたが、大したことないな? 全くの張りぼて野郎共じゃないか」
サイムマンズの男はそう言った。
余裕の笑みを浮かべている。
「そう言えるのも今の内だ。ブラック! 時間を操って例のあれを頼む」
ピンクがそう言うと、ブラックは気味の悪いダンスを始めたのである。
「試しているが、今回は結構疲れていてな。あまり良い技は出せないかもしれない」
と、ブラックは言う。
「気持ち悪いダンスなんかしやがって。ついに頭がおかしくなったか? 」
サイムマンズの男はそう言って挑発を続けた。
「……ふっ。お前は今、俺を馬鹿にしていたみたいだが、残念だったな? これを見てみろ」
ブラックはダンスを止めたと同時に1枚の紙を持っていた。