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朝から晩まで 

あの人の朝は早い


私が朝5時の仕事に備えていると、少し前に起きてしまう。



私は時を刻む

鐘を鳴らす

この単純な仕事だがやりがいを持っている。


人に時を知らせる。

寸分くるわず


しかしこの家のご主人は時計より正確に起きる。

4時55分


私も顔負けのゼロ秒針のところで起き上がる。



料理を作って、弁当に詰める。

洗面所に行き化粧をする。

落ち着いたらコーヒーを飲みながらテレビを見る。

これが習慣のようだ。


7時は私にとって大仕事。


気持大きめな音で鐘を鳴らす。


彼女はテレビを消して荷物をかき集める。


そうして彼女は7時1分には出かけ、この部屋は空になる。



それからは暇だ。


こんな仕事いらないのでは、と何回か思う。


誰も聞かない鐘をゴーンゴーンと何回も鳴らす。



時は過ぎ私の1日の仕事も終わりに近づいてくる。


今日の帰宅は21時55分


少し遅めだ。


疲れていたのであろうか、ベットに倒れこんでいる。


睡眠に入る邪魔をしないようにボリュームを抑えめに仕事を行う。


こーんこーん




おやすみなさい。


明日も頑張ってくださいね



かち、かちっ


私は時を刻む

時計は働き者ですね。

尊敬します。

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