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第16話

新しい工場長が赴任してから3ヶ月。工場長の異動は例外的に行われたものであり、今回通常の人事異動の季節がやってきた。社内食堂でジュンペイと昼飯を食べながら、そんな話題が湧き上がった。


『そろそろ異動の季節ですよね。なんかソワソワしちゃいますね。』 


今日の日替わりランチはサバ味噌煮定食。ご飯いっぱい口にほうばりながら、ジュンペイが話してきた。


『何言ってるんだよ。お前はまだ来たばかりの新人だろ。お前の異動なんかあるわけねーよ。』 


同じ日替わりを食いながらケンタは返した。


『そうですけど。人事なんて何が起こるかわからないっスよ。新人だろうが何だろうが、でもそんなの関係ねぇ!!オッパッピーっすよ。』 


この前言ったキャバクラでちょっとモノマネがウケたからって、ジュンペイは最近そればっかだ。。。


『人事はどこまで考えてくれてるんだろうな。一人一人の人事異動なんて全体から見れば取るに足らないことだけど、当事者にしてみれば一大事だからな。』 


血と心の通った人事を行って欲しい。


そんな会話をした数日後、俺とジュンペイの直属の上司である課長に人事異動がなされた。


課長は、本社人事部へ栄転することとなった。




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