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  作者: 東ノ 蜆
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プロローグ

「僕は君のことなんとも思ってないから大丈夫だよ」

彼の言葉に、私は泣きじゃくりながら言葉にならない声で何とか気持ちを吐き出す。

「なんで、じゃあなんで私と付き合ってるの」

彼は依然、無表情なままだ。

今の状況ならばそれが普通なのかもしれない。

だがその普通とは違っていて、彼の無表情の中には、彼自身の本質的なものを感じる。

「君の事が好きだからだよ」

そう答える彼の言葉には怒りも悲しみも感じない。

私が間違いを犯し、彼への裏切りをしてしまった事など全く意に介してないように。

考えてみると、初めからそうだったかもしれない。

彼が私のどこに惹かれていたのか。魅力を感じていたのか。好きなのか。

普段から 「好きだよ」と口にする彼の言葉には中身が無いような気がしていた。または、私が彼の中身をわかっていなかったのか。


彼が最初、私にメールで接触してきた時。その頃から彼の心はわからなかった。

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