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Confession phobia  作者: nEin
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6.罪なやつ

はい、皆さんこんにちは.

nEinです.


今回もまた、新キャラが登場します.

前回のキャラの名前も分かります.


鋭い方は、サブタイトルから察しているかもしれませんが、

今回は"罪なやつ"が出てきます.

さぁ、誰がどんな罪をもっているのか、皆さんはお分かりになるでしょうか??




「アタシのこと男だと思ってたんか、おんどりゃあ!!」


ミズ子が、泣き喚いた後とは思えないすごみ方をして掴みかかってきた.

……口から唾飛ばすなよ汚いなぁ.


「うん、ごめん.デカいしゴツいし筋肉凄いからさ.」

「部活頑張ってたらこうなっちまったんだから仕方ねぇだるぉぉぉぉお!!」

「巻き舌で喋るなんて高度なテク持ってるなお前.」

「ね、ミズ子ちゃん.もう笑ちゃんのこと離してあげてくんないかな??」


胸ぐらを掴まれて強制的に宙ぶらりんになっている私を不憫に思ったのか、サンドバックがミズ子に訴えていた.

サンドバックの言葉に、ミズ子は頬を赤らめ「犬島くんが言うなら…」なんて言って手を離した.

あー、やっと地面に足がついた.久しぶりだな地面.会いたかったぞ酸素.


「おいサンドバック.説明しろ.」

「笑ちゃん、俺サンドバックじゃないんだけど….」

「犬島くんに何てこと言うのよ!」

「黙れマイクタ○ソン.」

「….」


ようやくタ○ソンが黙った.

何故だか笑いを堪えている風なサンドバックが、彼女について一言述べた.


「魚津ミズ子[うおづみずこ]ちゃんは女の子だよ.俺のクラスメイト!部活は茶道部らしいよー.」


そういうことらしい.

っていうか茶道部なのか…. どんだけ筋肉が必要なんだ、茶道部.

茶道部のマイクタ○ソンに目を向けると、未だに熱烈な視線をサンドバックに送っていた.

そんな熱い視線に気付くこともなく、サンドバックは私に視線を送っている.

……何なんだこのシュールな光景は.


「ん?」


目の端で、タ○ソンの後ろの電柱から人影が覗いているのが見えた.

小さくて細い人影だ.


「おい、電柱の陰のやつ.何見てるんだ??」

「あ、えっと…」


タ○ソンとサンドバックが振り返る.

そして、電柱の陰からは小柄な男の子が現れた.


「は、初めまして.僕は小鳥遊一平[たかなしいっぺい]です.」





………何だか嫌な予感がした.


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