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Confession phobia  作者: nEin
4/28

4.特別?


こんにちは.

第4話です.


本編は短めで,2人が定食屋から出てきた直後のお話です.


では、どうぞ.



「はー、お腹いっぱい.幸せだー.」

「それにしても笑ちゃんは本当に沢山食べるよね.」

「毎日キックボクシングしているからお腹空くのかな.」

「え、そうなの!?」

「サンドバックは犬島だけどね.」

「それって俺だけ??」

「んー、まぁ.他の人間には暴力振るったことないし.」


その言葉を聞いた瞬間、犬島の表情は輝いた.

何だそのキラキラした目は.子犬か.いやMか.


「何だ変態.」

「いや変態じゃないよ.」

「嬉しそうにしてたくせに.」

「だって…特別、って感じがするんだもん.」


ふわり、微笑む.

普段はただの子犬みたいにじゃれ付いてくるくせに.

その笑顔は柔らかく大人びて.


「……黙れ乙女男子が.」

「乙女!?」

「じゃーな.明日は校門で待ち伏せするなよ.」

「待って、こんな時間に女の子一人じゃ危ないよ!送ってく!」

「いいよ、そんな.迷惑だなぁ.」

「笑ちゃん、俺いい加減泣くよ??」


どうぞお好きに.

一言残してスタスタ歩く私の後ろからは、悲痛な叫びが聞こえてきた.


「変な男に追いかけられちゃうよー!」




…それはお前だろうが.



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