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Confession phobia  作者: nEin
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1.日常風景

こんな風な関係もアリ、ですか!?


(1つ1つのお話は短めになっています)



「お待ち申し上げておりました!!ずっと前から好きでした!ぜひ付き合って下さい!!」

「知ってました.さようなら.」


それはまだ息が白い時期.

いつもの帰り道.

いつもと同じ景色.

そして、目の前の男.


「ちょ、」

「あー、寒い寒い.」


茫然とする男の隣をスルリ、通り抜ける.

本来ならもっと切なくお別れを言うべきなんだろうが、そんなことに時間を使っていられない.

悪いが此処は、強行突破させてもらう…っ!!


「ちょぉぉぉーっと待って下さいよぉぉ!!」

「ふざけんなw 離せアホんだらっ!」

「∑んどぅふっ」


わざわざスライディングして足首にしがみ付いてきたアホの腹を蹴る.

…何だその気持ち悪い奇声は.


「ってゆーか、人が頑張って告白してんのに“知ってました”はないっしょ!」

「さすがに毎日聞いてると飽きてくるんだよ.」

「いーじゃないっすか!だって好きなんだものーっ!」

「17にもなって地面でゴロゴロすんな恥ずかしい.」


もう一度腹を蹴っておく.

んどぅふ.聞こえた奇声はそのままに、私はただひたすらに…








定食屋を目指した.




...☆

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